南正時の湧水名水絵日記

2013年12月の水の旅です

■駒場東大紅葉の湧水
11/30
　我が家から一番近い湧水と紅葉の名所は、駒場東大のキャンパスです。やや、盛りを過ぎて落葉盛んですが、名所の銀杏並木の紅葉は今が見ごろです。昼前に家内ともども散歩にでかけました。一二郎池や坂下門の湧水を巡り、キャンパス内で紅葉を愛でました。お昼は学食で学生たちと一緒にランチ。特製ラーメンと、季節のうどん、サラダで1000円でおつりが来る安さ。ワンコイン以下の値段です。キャンパスを出で駒場公園に行くと、湧水池のほとりにも赤と黄色のモミジが彩を見せていました。都内にもなかなか良い紅葉の名所があるもんです。

銀杏並木は今が見ごろ。一二郎池も紅葉を影を落としていた。枯れ葉が水路を塞ぐ坂下門の湧水。駒場野公園の湧水池に紅葉が映る。

■井の頭公園の名水
12/1
　冬だというのにポカポカ天気に誘われて、家内と井の頭公園へ散歩にでかけました。今日もレインボー電車を目撃したので、井の頭公園駅近くで電車の撮影をしてから、公園内を散歩。紅葉は期待していなかったのですが、公園内にはハゼノキやナナカマド、カエデが色をつけて「思った以上に紅葉している」とうれしくなりました。神田川を遡って公園内を散策すると、ここにもきれいな紅葉がありました。池の西の弁財天には地下水をくみ上げた「ご神水」があり、この水は名水「お茶の水」と同じ、徳川家康が褒め称えた名水なので持参したペットボトルに汲んで帰りました。3時前、井の頭公園駅から帰路につくと、偶然にもレインボー電車。各駅停車でのんびり帰宅して名水「お茶の水」でお茶を入れて和菓子セットで頂きました。

神田川の紅葉、水量が多いということは池の湧水量が増しているということか。井の頭池と紅葉。弁財天のご神水は「お茶の水」で、帰宅後に和菓子セットで美味しいお茶を入れる。

■ハイビジョン撮影
12/4
　新次郎池の満水の状態をハイビジョンカメラで撮影することにしました。本番撮影は午後にして、青梅線中神駅で下車して東京の名湧水57選の「諏訪神社の湧水」を見に行くことにしました。段丘を下る前に「熊野神社」の湧水に立ち寄ったて、枯渇しているのに驚きました。ひょっとしたら諏訪神社も・・と心配が過りましたが、案の定、諏訪神社の湧水は湧水量は微々たるもので確実に冬の枯渇期に入ったようでした。そういえば先週訪れた白滝神社の湧水も水量は少なく、共に大雨の影響は受けていないようでした。ちょっとガッカリでした。すぐバスと電車を乗り継いで国分寺の「新次郎池」に行くと、こちらは相変わらず豊富な水量で湧き出していました。すぐハイビジョンカメラでその勇大な湧水を動画撮影しました。今度満水はいつになるか分かりません。できるだけ正確に記録したいと思います。

宮沢地区の湧水の水路。諏訪神社の湧水は水量少なく冬季の渇水期に入ったようだ。一方の段丘の異なる「新次郎池」は満水が続いている。

■天文少年の時代へ
12/5
　取材で中央線の多摩川鉄橋に編集者(女性)と共に向かいました。ある雑誌で「鉄道写真」のレクチャー用の取材です。基本通りの列車の写真を撮ったあとは、仲田緑地の自噴水を訪れました。冬だというのに近所の子供たちが裸で水遊びをしていました。凄い教育、育て方をしているのだなぁ、と思いました。日野駅で編集者と別れて私は豊田の黒川緑地公園に向かいました。段丘の雑木林の紅葉が終わりを告げ、すっかり初冬のたたずまいです。ひととおり湧水点を巡りました。ここは水量にはさして変化がないようです。豊田から特別快速で四谷乗換で飯田橋へ移動。今週末は金星と月が接近して輝きを競う「天体ショー」があるので、先だってロケハンした飯田橋の陸橋でカメラを構えました。私は天体だけではなく、中央線の電車を一緒に撮りたいのです。やはり高性能デジタルカメラは、フィルムと違い微妙な光も確実に捉えてくれました。

多摩川鉄橋で取材を受ける。仲田緑地の自噴水、子供たちが水遊びをしていた!!。黒川緑地の湧水群。金星と月、外堀に光を映す。飯田橋にて。

■連日の都内の湧水巡り
12/6
　昼前に渋谷駅近くの喫茶店でスマホのアプリという仕事の打ち合わせ。私にはスマホノアブリなんて何のことかわからない。スマホは大嫌いだから。電車の中や、駅構内で歩きながらスマホをやっている者を見ると、私は「スマホバカ」のレッテルを貼る。それがアプリの仕事をやることになるとは・・。とりあえず説明だけ聞いておくことにしました。渋72系統バスで目黒不動と羅漢寺川の湧水へ行きました。水量が気になっていたからですが、変わりなくいつもの水量でした。しかし、氷川神社の縣水は渇水期に入ったようです。そのまま電車で多摩川駅に行き田園調布せせらぎ公園と六郷用水へ。こちらも水量は少なく第二湧水は枯渇していました。六郷用水の湧水は滴り落ちる程度の水量でした。夕日が落ちる頃、多摩川の河川敷で、月と金星の接近の様子を撮影しました。今日が一番の見ごろということで、多摩川鉄橋をゆく電車とコラボ撮影をしました。金星は明日7日、最大光度になる予定ですが、月との距離は離れてしまいます。

羅漢寺川の湧水、田園調布せせらぎ公園の湧水と紅葉。多摩川から見た月と金星のランデブー。電車と一緒に撮影。

■穴澤天神のパワースポット?
12/7
　調布に用事があったので、明大前から京王特急で向かいました。お昼をすませて、私は多摩川線で京王よみうりランド前へ。穴澤天神社にある東京の名湧水57選のひとつ「穴澤天神の弁財天とご神水」を訪れました。ここの湧水は水汲みがひっきりなしに訪れる名水です。水場に隣接して洞窟が2つあり、再奥にご神体が祭られていて、洞内は天井からや、洞内からの「絞り水」で、湧水でアクセスしにくいほどです。なんとなく霊気を感ずる「不気味」さがあります。読売巨人軍の寮がある高台から多摩川線を何本か撮影して夕方に戻りました。連日、観望を続けている「月と金星」は大接近より次第に離れつつありますが、自宅の窓から観察し、コンデジでスナップしました。金星は本日、最大光度になりました。三日月と同じように明るく輝いていました。

穴澤天神社本殿、崖下のご神水は順番待ちができるほど。弁財天の洞窟は湧水のぬかるみで入りにくい。渋谷から見た月と金星のランデブー。

■標高2000mの山のいで湯
12/10、11
　アイソン彗星は残念ながら太陽に飲み込まれて消滅しましたが、もうひとつのラブジョイ彗星は顕在で、明け方の空に輝いています。そこで長野県小諸市の標高2000mの高峰温泉へ、彗星を見に行くことにしました。それと太股に出来た湿疹の湯治治療も兼ねています。新宿新南口(代々木BT)から高峰高原(高峰温泉)へ向かいました。JR関東バス「小諸3号」10時30分発　終点の高峰温泉はJRの定期路線バスとしては高峰温泉BSは日本一の高所にあるバス停?。ただし、冬期は林道が閉鎖されるため下のスキー場までで、宿の雪上車が接続してくれます。高峰温泉に到着すると、さっそく標高2000mの雲上の野天風呂へ。ここの温泉は薬効成分が豊富で飲用すれば糖尿病などに効能が大とか、皮膚病にも効能ありです。2日間湯に浸かり、夜と明け方は星空観望を楽しみました。

高峰温泉の湯は飲泉には特に良いという。標高2000mの雲上の野天風呂、尾を引くラブジョイ彗星と、オリオン座の大星雲。

■もう、渇水期?
12/22
　冬至になると師走を感じます。昼前に人に会うため吉祥寺へ行きランチ。そのあと私は武蔵小金井駅から国分寺間の「ハケの道」を散歩。まずは滄浪泉園からスタート。すでに冬季の渇水期とおもいきゃ、2か所の湧水はこれまで見た最大の湧水量で「急流」を形成しているようで、湧水池も澄みきった水です。池の出口からも大きな流れが見られました。貫井神社も本殿裏の斜面から大量の湧水があり「ハケの道」の湧水は最大の水量を誇っているようです。新次郎池も満水のままで、先日と同じ「動画」撮影をしました。国分寺近くの殿ヶ谷庭園に行くと「次郎弁天の清水」は、他の湧水と比べると、いつもの通りの水量でした。武蔵野崖線もまだまだ保水力があるようですが、場所によって水量のバラつきがあるようでした。帰宅して今夜は「ユズ風呂」でした。。

滄浪泉園の湧水量はこれまで見た最大のもの。急流となって注いでいた。貫井神社の池に注ぐ水路も水量多し。新次郎池は水中動画撮影。美しい水を湛えていた。殿ヶ谷庭園の湧水を利用した「しし脅し」。

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銀杏並木は今が見ごろ。一二郎池も紅葉を影を落としていた。枯れ葉が水路を塞ぐ坂下門の湧水。駒場野公園の湧水池に紅葉が映る。


神田川の紅葉、水量が多いということは池の湧水量が増しているということか。井の頭池と紅葉。弁財天のご神水は「お茶の水」で、帰宅後に和菓子セットで美味しいお茶を入れる。


宮沢地区の湧水の水路。諏訪神社の湧水は水量少なく冬季の渇水期に入ったようだ。一方の段丘の異なる「新次郎池」は満水が続いている。


多摩川鉄橋で取材を受ける。仲田緑地の自噴水、子供たちが水遊びをしていた!!。黒川緑地の湧水群。金星と月、外堀に光を映す。飯田橋にて。


羅漢寺川の湧水、田園調布せせらぎ公園の湧水と紅葉。多摩川から見た月と金星のランデブー。電車と一緒に撮影。


穴澤天神社本殿、崖下のご神水は順番待ちができるほど。弁財天の洞窟は湧水のぬかるみで入りにくい。渋谷から見た月と金星のランデブー。


高峰温泉の湯は飲泉には特に良いという。標高2000mの雲上の野天風呂、尾を引くラブジョイ彗星と、オリオン座の大星雲。


滄浪泉園の湧水量はこれまで見た最大のもの。急流となって注いでいた。貫井神社の池に注ぐ水路も水量多し。新次郎池は水中動画撮影。美しい水を湛えていた。殿ヶ谷庭園の湧水を利用した「しし脅し」。