南正時の湧水名水絵日記

2015年4月の水の旅です

■春の「野川」
3/31
　東京の桜が満開で天気が今日限り下り坂となりそうなので、午前中からかねてロケハンした京王線の桜の沿線に繰り出しました。京王線柴崎駅と国領駅間の「野川」のほとりには満開の桜があるので、ここで撮影。野川は国分寺崖線(ハケ)の湧水を集めて流れる清流で、このあたりは中流域といったところでしょうか。川幅を広げ流れは見られず、ゆったりとした流れになっています。河川敷を歩いている人を多くみかけました。昼前に相模線の稲毛に移動して武蔵野線の貨物を、ちょうど桜の満開に合わせて撮影。11時過ぎから13時まで次々と貨物が通過してゆきます。仕上げは平山城址公園駅近くの桜です。こちらは電車と桜を取り入れるアングルに苦労しました。16時過ぎちょっと疲労が出てきたので打ち止め。考えてみれば昼飯を食べそこなっていること、水分補給もしていないことに気が付きました。帰りに高幡不動の駅そばで遅いランチと、水分補給して帰りました。12000歩以上歩きました。

春の野川の風景。河川敷の遊歩道で遊ぶ子供たち。武蔵野線の貨物列車(稲城付近)

■新年度スタート
4/1
　3月が暖かかったのですでに気持ちは「新年度」。今日はある会社のお花見のご招待を受けていたのですが、天気予報は雨とのことで明日に順延。すると天気はみるみる回復して薄日も出てきてポカポカ陽気。そこで八王子の斟珠寺の弁天池湧水の枝垂れ桜をみに行きました。ちょうど満開のソメイヨシノと美しさを競っていました。その足で片倉城跡公園に立ち寄りました。カタクリの花は盛りを過ぎていましたが、湧水からの水路にはミズバショウが5株ほど自生していて、花弁を広げていました。民家の裏山の湧水を訪れると、もうひとつの湧水がカタクリの花の近くにあり、比較的多い湧水がありました。湧水はカタクリの群生地まで流れていました。ここから外出先の妻に電話をして高幡不動駅で待ち合わせて、高幡不動尊の満開の桜を見に行きました。山肌の咲く桜は平地と違った趣がありました。

斟珠寺の枝垂れ桜と弁天池。片倉の民家の裏山の湧水計2か所。竹やぶから湧いてカタクリ群生地に注いでいる。城跡公園内の湧水は、カタクリ群生地の直下から湧き、水路にはミズバショウが自生している。

■都内では最後?の花見
4/3
　天気予報が大きく外れたのでお弁当を持って妻と京王片倉へ。古刹「斟珠寺」の弁天池のほとりの枝垂れ桜や、片倉城跡公園の枝垂れ桜と、ソメイヨシノの若桜のコラボを楽しみました。強風が吹く中での花見で花吹雪が盛んでした。帰りに片倉駅近くの北野街道沿いにある「片倉だんご」で草団子とお茶してから、高幡不動駅から向島用水親水路の遊歩道を歩きました。日野市は「水と清流の町」をアピールしていて、市内至る所に用水が張り巡らされています。この向島用水は歴史を秘めた水路で、保存整備されています。わが住まいの前にも、用水が引かれ清流が流れています。最近、市民農園で農作業をしており、この用水の水を利用しています。その親となる程久保川沿いの桜並木を愛でましたが、川面には舞い散った花弁が雪のように浮いていました。

夫婦で湧水と桜散歩、斟珠寺の弁天池の枝垂れ桜。日野市内の用水、高幡不動駅近くを流れる。向島用水は遊歩道も整備されている。頭上を多摩モノレールが走る。程久保川に舞い散った桜。

■聖蹟桜ヶ丘の由縁
4/4
　京王本社のある聖蹟桜ヶ丘駅は多摩市の中心駅。それにしても「聖蹟」なんて言う名前はどうしてか・・と疑問に持っていましたが、ここが明治天皇のゆかりの地であり、それを記念して「聖蹟記念館」が作られたことに由来するそうです。明治天皇はこの丘陵で兎狩りや、多摩川で鮎獲りに勤しんだということです。その記念館のある「都立桜ヶ丘公園」に妻と出かけることにしました。名残の桜と新緑が芽ぶき美しい公園でした。桜吹雪の下でお弁当を広げ帰りは丘陵を徒歩で駅に向かいました。途中には谷戸からの湧き水がある「湧き水広場」もあり、染み出す水が泉を作り金魚が泳いでいました。明治時代、自然が豊かで湧水が豊富な時代には明治天皇も湧水を味わったのかも知れません。そうなると「御前水」というわけです。夕日が丘からの展望は素晴らしいものでした。夜、ぜひ見たいと思っていた桜と皆既月食は曇天でかないませんでした。

旧聖蹟記念館。公園から京王多摩川鉄橋と立川市街地を展望。湧き水広場にある湧水。緑地には湧水を集める石組の大きな三段井戸があるが整備が悪いのが難点。

■関ヶ原・伊吹・越前へ桜を追っての旅
4/8-11
　毎年、この季節になると関ヶ原、伊吹地区の桜と鉄道を追って旅します。もう10年も毎年続けています。変化する鉄道の風景、自然の風景が感じられます。鉄道がメインの取材ですが、この地区は湧水、名水の宝庫でもあり、時間のつれづれにいとつでも多くの湧水を巡りたいと思っています。

伊吹山を見て「しらさぎ」が走る。雨の関ヶ原古戦場を行く普通電車。伊吹山麓の一本桜と電車。

■越前の隠れた名水
4/9
　今日は北へ行くほど天気が良いということなので、北陸道で敦賀経由で今庄までやってきました。馴染みの「今庄そばの里」のオーナーは今庄観光協会会長のころからの付き合いで、朝にもかかわらずたまたま店にいたので、裏庭から撮影させてもらいました。裏庭には桜の木があり、そこを特急が通過するのですから、ここの蕎麦の味も格別です。天気が良い日は「湧水・名水」の取材も欠かせません。近くの日野山山麓の佐野集落にある「三芳清水(しょうず)」を訪れました。湧水口に不動様が祭られ、三段井戸になって地元の生活水として使われています。集落の雰囲気も良く、私の好きな清水のひとつです。の名水を取材して、北陸道で福井まで到達。インターから10分ほどの名水「岡の泉」に立ち寄ってから、越美北線の一乗谷の廃寺の桜を撮影しました。列車本数の少ない線ですが昼過ぎに上下2本の列車を撮って、再び北陸道で米原へ。昨日撮影したドクターイエローが17時過ぎに通過するので、夕暮の中撮影しました。今日は長浜泊まりです。夕食は、ここも先代からの付き合いの大衆食堂「鳥喜多」の親子丼と「かしわ鍋」。寒い時にはこの鍋に限ります。

南条地区にある「三芳清水」越前富士といわれる日野山の伏流水だ。「岡の泉」は福井市内から近いこともあり水汲みが多いが、集落のはずれにある自噴井戸も捨てがたい。

■湖北路の桜
4/10
　今日は雨の予報なので、しっとりとした桜の写真を撮りたいと思っています。長浜のホテルを出て湖岸道路を木ノ本に向かい、余呉湖に到着。湖岸にはしっとりと桜が満開でした。桜と鉄道を数本撮って関ヶ原に移動。雨の古戦場の桜と鉄道、水を張った水田がいい雰囲気なので、ここで雨の日ならではの写真を撮りました。米原の宿に向かう途中、名水百選泉神社の湧水と、春照の泉(臼谷の湧水)に立ち寄りました。伊吹の雪解け水をあふれさせ水量は豊富でした。

余呉湖畔の桜。春照の泉、セリが自生している。水量豊かな大清水と泉神社の水汲み処。

■平成の名水百選ふたつ。
4/11
　当初の予定の撮影はほぼクリアしたので今日は天気も良いことだし仕上げの撮影です。午前中新幹線を中心に撮影して、長浜市の高山地区にある平成の名水百選「堂来清水」を訪れました。同地区の最も奥まった山合いから湧出する清水で、水量は豊富でした。以前、豪雨の後に訪れたときは土色に濁った水が湧き出していました。自然減収に影響受けやすい湧水といえるでしょう。奥伊吹地区の「小泉地区の湧水」に立ち寄りました。ここはかつてNHKで放送した「極める! 水の達人シリーズ」の中で、初めてメディアに紹介した湧水です。ここは集落の雰囲気と湧水が見事にマッチした私の好きな湧水のひとつです。ラストは平成の名水百選「居醒の清水」にやってきました。伊吹に来るとこの湧水は欠かせません。桜も満開で地蔵川が美しく映えます。かつて日経の平成の名水百選ベスト10のとき、私も選考委員を務め、この居醒の清水をベスト1に推奨しました。すると他の先行委員も推挙して、文字通り居醒の清水がベスト1になった経緯があります。選考委員のほとんどは、ここを訪れていないのに・・。私の思いが通じたのでしょう。米原駅でレンタカーを返して１５時58分発の「ひかり」に乗り込みました。もちろん米原駅の駅弁、井筒屋の「湖北のおはなし」を買ったことは言うまでもありません。この駅弁は居醒の清水同様、私の駅弁ベスト1なのです。

長浜市高山地区の「堂来清水」、奥伊吹の小泉地区の湧水、ここはおいしい水だ。居醒の清水の湧水口と桜満開の地蔵川。米原駅の駅弁は断然「湖北のおはなし」

■桜散る・・
4/12
　現在、企画進行中の「湧水本」は「四季の湧水」がテーマなので、八王子市の「蛙合戦」で知られる真覚寺を訪れました。この寺の境内には桜の老木があり、その咲き具合を注目していたのですが、ちょうど満開のとき地方取材が重なり気にかけていたところです。心配して訪れると案の定、落花盛んでほとんど散っていました。そのかわりに春の山野草が新緑の芽ぶきが盛んでした。

蛙合戦の心字池から桜を望む。小さな谷から湧き出る清水は手水に使われている。

■中山道・一里塚
4/16
　板橋の印刷所に所用があり出かけました。用事が済みすぐ隣接する見次公園に寄りました。湧水は染み出す程度でほんとんどがポンプアップした地下水か、池の水を浄化してもので、池は決してきれいなものではありません。釣り人が多い事も池の汚染につながっているようです。一里塚を経て清水坂を下ると都営三田線の高架の下のコンクリートに固められた湧水は健在でした。史跡薬師の泉庭園はすべて地下水のくみ上げですが、自噴井戸のレプリカか自然の雰囲気で庭園の新緑と相まって美しく映えていました。小豆沢公園の崖の中腹の湧水池は二か所の湧水口から湧き出し、水量も多いようで池をオーバーフローしてU字溝を急流で流れていました。この当たりの中山道から湧水のある散策路は、湧水ファンには歩きがいのある散策路でした。

見次公園の湧水、奥の岩の流れが自然湧水。中山道の清水坂、近くの湧水は健在。薬師の泉の庭園。小豆沢公園の湧水池は水がオーバーしていた。

■七重八重花は咲けども山吹の「蓑(傘)」ひとつだになきぞ悲しき
4/17
新緑のハケの道の東京の名湧水57選「貫井神社」を訪れました。境内のモミジが新緑と春紅葉のコントラストを見せ、シャガの花が見ごろで、ひととおり撮影を終えて境内を出たところでスーツ姿の二人の老若の男に呼び止められました。刑事で「ちょっとお尋ねします」と、水谷豊が持っているようなお巡りさんの金バッジを見せ、「昨日、子供を誘拐しようとした男がこの辺りにいましてね、あなたの帽子がよく似ているもので・・」といわれました。そういえば境内にいた建築作業員のような若い男が私の方をチラリみていたし、貫井プール跡の記念碑を撮っているときでも、別の作業員風の男が私をじーっと見ていました。いやな気分でした。出るときは快晴だったのに、この頃には時々ザーツと雨が降り、神社の軒先に雨宿りしながらの湧水探訪でした。一応の職質なに応じてから新次郎池にも寄りましたが、ここは相変わらず枯渇状態。気分も悪くなり、この後の殿ヶ谷戸庭園とお鷹の道はやめて府中行きのバスで早々に戻りました。

春の野川・・。貫井神社の湧水と新緑と春紅葉。新次郎池は枯渇状態だった。

■北区の湧水巡り
4/22
　新しく始まった「湧水本」の取材で北区を訪れました。北区役所の17階展望台からは新幹線と並行するように台地の崖線が見えます。赤羽あたりからほぼ上野まで続く台地です。この崖線には湧水が点在していますが、それはほとんど知られていない湧水です。東十条駅近くの荒幡不動の湧水は、水量も１年前に訪れたときよりは多く感じられました。赤羽駅から徒歩15分の赤羽自然観察公園はかつて自衛隊の駐屯地跡時代に訪れたことがあります。今では里山の風景を再現して、園内からは多くの湧水が見られ水量も多く、ある意味では壮観な湧水の風景が展開しています。管理の人に聞くと「自衛隊とそれ以前アメリカ軍の施設が、この湧水を守ったのでしょう」ということでした。立川、昭島、福生などに湧き出る水もアメリカ軍の基地が影響していると思われ、沖縄の宜野湾の海岸近くの湧水群も普天間基地などアメリカが占領している広大な敷地から涵養されていると思うと複雑な思いです。「自衛隊の施設がなければこの湧水は開発により存在していなかったでしょう」という管理人の言葉がより複雑に身にしみました。

北区役所の展望室から台地の様子が良く分かる。そのひとつ荒幡不動は知られていない湧水。赤羽自然観察園の湧水は見ごたえがある。自衛隊跡地の湧水池と、民家裏の湧水の流れ。

■片倉城跡公園の四季
4/23
　都心から高幡不動に引っ越してほぼ1年、付近の湧水の四季の風景を見てきましたが、特に片倉城跡公園の四季のうつろいは素晴らしいものでした。湧水と山野草、特に春のカタクリの群生には感激しました。そのカタクリの群生を見せて下さった民家をお伺いしました。湧水はここ数日前に水路を整備清掃したそうで、勢いよく湧き出していました。かつてはこのお宅の生活水は、この横井戸で補っていたそうです。湧水が湧き出る竹やぶでタケノコ採りの真っ最中でした。やわらかくておいしいよ、水が出て西日があたらないからタケノコが美味いんだ・・とのことでした。茹であがったタケノコをお土産に頂戴しました。「名水が育むタケノコ」といったところです。このお宅の湧水は私のお気に入りなので、四季折々に訪ねたいと思います。城跡公園の花といえは゛現在、奥の沢の湧水口付近が谷いっぱいにヤマブキが群生しています。湧水口が黄色と新緑の組み合わせて素晴らしい景観です。

民家の竹やぶからの横井戸。水量豊富でタケノコを育む。片倉城跡の奥の沢のヤマブキの群生。

■世田谷のハケを訪ねる
4/24
　企画が決まった新刊の「湧水本」のために春から初夏にかけての取材が始まりました。今日は調布から二子玉川行きのバスで世田谷のハケの新緑の湧水を巡りました。このバス路線には世田谷区の国分寺崖線の「みつ池」「大蔵団地」「成城三丁目緑地」「岡本静嘉堂緑地」など湧水のほとんどがアクセスできます。初めに訪れた湧水は雁追橋バス停下車の成城三丁目緑地。いわゆる公社団地の湧水です。ここの湧水はハケの森から湧出するさまを目の当たりに見ることができました。再びバスに乗り今度は「世田谷総合高校前」下車、徒歩10分の「小坂家住宅の緑地広場」。水量は少ないのですが、良い湧水の雰囲気で「ここに泉あり」の看板が愛おしいです。道路を挟んで岡本静嘉堂緑地があり湧水箇所は数か所に及びます。森の中に「自噴水」もありますが、本物かレプリカかは確認していません。ハケを降りて岡本公園民家園にもハケの湧水がありますが、こちらは立ち入りが制限されています。その代わりに公園内には湧水のレプリカがあり、本物ではないにしても「自噴井戸」から溢れる水は迫力がありました。

左２枚、公社団地の湧水はハケから流れてるさまが見られる。お気に入りの湧水「小坂家住宅の緑地」の「ここに泉あり」の泉。岡本静嘉堂緑地の自噴水。岡本公園の自噴井戸はレプリカなれど迫力満点。

■武者小路実篤
4/28
　仙川で人と会って入稿と打合せがあったので、その帰りに仙川からつつじヶ丘までひと駅歩くことにしました。駅近くには武者小路実篤が贔屓にしていた神代書店がありレジの壁面には実篤先生が散歩のつれづれに認めた色紙が数枚展示してありました。武者小路実篤旧宅の公園を訪れました。実篤は子供のころから「水と泉、土器、土筆の出る所」が住まいの理想だったそうで、70歳のときにこの地に住むようになりました。国分寺崖線の泉は今も健在です。湧出した水は下の池に注いでいます。湧出口へ許可を得て見せてもらいましたが、ここからは染み出す程度、しかし池の出口は音を立てて流れ出ているところを見ると、池底や周辺に何箇所かの湧水口がありそうです。池の水は澄んでいました。記念館では春の特別展示「一人の男」展が開催中で、実篤先生の原稿や絵画を見ることができました。「つつじヶ丘」までハケの道をのんびり歩いて電車をスナップしました。

仙川―つつじヶ丘間を歩く。「ますの池」湧水口は数か所ある様子。そのひとつの湧水口は水量は少ない(許可を得て撮影)。下の池は新緑が美しい。

■長沼の里山の風景
4/29
　午後から「多摩らしい風景の京王線」をテーマに沿線撮影。長沼駅から平山城址公園方面を見ると多摩丘陵にびっしりと新興住宅地が広がっています。望遠レンズで遠近感をなくし、京王特急を撮り、これで良しとしました。駅からも近い都立長沼公園を散歩しました。ここは大小の「谷戸」があり、湧き水があります。その谷戸の湧水は、深山からの湧水のごとく趣があります。一か所から湧くのではなく崖面からのいくつもの湧水がまとまって谷戸を流れ出ています。森に入ると自然のままの風景が残り、駅から公園までには水田に蓮華草が咲き、水田に流れ込む湧き水も見られました。まだまだのどかな里山の風景が駅のすぐ近くに残っていました。

多摩丘陵を走る京王特急。駅から徒歩5分の里山の風景。森の中から湧水が谷戸を流れる。なかなか良い雰囲気だ。

湧水名水探訪日記のバックナンバー

Home
Contents
湧水名鑑

(C)Copyright:2003 Minami Masatoki All right reserved


春の野川の風景。河川敷の遊歩道で遊ぶ子供たち。武蔵野線の貨物列車(稲城付近)


斟珠寺の枝垂れ桜と弁天池。片倉の民家の裏山の湧水計2か所。竹やぶから湧いてカタクリ群生地に注いでいる。城跡公園内の湧水は、カタクリ群生地の直下から湧き、水路にはミズバショウが自生している。


夫婦で湧水と桜散歩、斟珠寺の弁天池の枝垂れ桜。日野市内の用水、高幡不動駅近くを流れる。向島用水は遊歩道も整備されている。頭上を多摩モノレールが走る。程久保川に舞い散った桜。


旧聖蹟記念館。公園から京王多摩川鉄橋と立川市街地を展望。湧き水広場にある湧水。緑地には湧水を集める石組の大きな三段井戸があるが整備が悪いのが難点。


伊吹山を見て「しらさぎ」が走る。雨の関ヶ原古戦場を行く普通電車。伊吹山麓の一本桜と電車。


南条地区にある「三芳清水」越前富士といわれる日野山の伏流水だ。「岡の泉」は福井市内から近いこともあり水汲みが多いが、集落のはずれにある自噴井戸も捨てがたい。


余呉湖畔の桜。春照の泉、セリが自生している。水量豊かな大清水と泉神社の水汲み処。


長浜市高山地区の「堂来清水」、奥伊吹の小泉地区の湧水、ここはおいしい水だ。居醒の清水の湧水口と桜満開の地蔵川。米原駅の駅弁は断然「湖北のおはなし」


蛙合戦の心字池から桜を望む。小さな谷から湧き出る清水は手水に使われている。


見次公園の湧水、奥の岩の流れが自然湧水。中山道の清水坂、近くの湧水は健在。薬師の泉の庭園。小豆沢公園の湧水池は水がオーバーしていた。


春の野川・・。貫井神社の湧水と新緑と春紅葉。新次郎池は枯渇状態だった。


北区役所の展望室から台地の様子が良く分かる。そのひとつ荒幡不動は知られていない湧水。赤羽自然観察園の湧水は見ごたえがある。自衛隊跡地の湧水池と、民家裏の湧水の流れ。


民家の竹やぶからの横井戸。水量豊富でタケノコを育む。片倉城跡の奥の沢のヤマブキの群生。


左２枚、公社団地の湧水はハケから流れてるさまが見られる。お気に入りの湧水「小坂家住宅の緑地」の「ここに泉あり」の泉。岡本静嘉堂緑地の自噴水。岡本公園の自噴井戸はレプリカなれど迫力満点。


仙川―つつじヶ丘間を歩く。「ますの池」湧水口は数か所ある様子。そのひとつの湧水口は水量は少ない(許可を得て撮影)。下の池は新緑が美しい。


多摩丘陵を走る京王特急。駅から徒歩5分の里山の風景。森の中から湧水が谷戸を流れる。なかなか良い雰囲気だ。