南正時の湧水名水絵日記

2015年5月の水の旅です

■南武線の貨物列車
5/1
東京のローカル線「南武線」には一日に何本かの貨物列車が走っています。休日となると運休になることが多いのでGWの狭間の平日に撮影に行きました。鉄道マニアに人気のある「ブルーサンダー」という山岳線用のカッコイイ機関車がやってきます。今日はそのトップナンバー1号機がやってきました。撮影の後はすぐ近くのママ下湧水から矢川に沿って矢川緑地まで歩きました。ママ下湧水では湧出口の水で水分補給しました。

田園地帯を走る「ブルーサンダー」機関車。ママ下湧水では手ですくって飲む。美味い水だった。矢川緑地の遊歩道。

■日野市の里山歩き
5/2
　私の湧水本を出版した自由国民社の宮下編集長がかつて「豊田地区の農地にはまだ野壺(肥溜め)が残っていると聞いて興味津津。そこでGWの一日、同じ湧水本のデザイン編集を手掛けてくれた株・クラッセの冨田康裕さんと3人で「怪しい探検」に出かけました。二人とも地元出身なので案内は万全。京王線南平駅からスタートして多摩丘陵の一部を散策していると「熊野神社」の参道に自噴水がありました。井戸は柵で覆われていますが、水の流れは清冽で、一部パイプで引かれてありました。飲用できるのでは?と思いました。次に宮下さんの母校「N中学校」には自噴水の井戸と生徒たちが管理しているビオトープがあります。イベント中の先生に許可を取って見に行きました。思った以上に水量豊富で校内を清冽な水路となって流れ、湧水池に注いでいます。今度改めて取材をするときまで校名は伏せておきます。さらに南平駅から平山城址公園駅まで歩くと途中の公営団地の一角の公園にも自噴水があり、災害用井戸として活用されていました。さすが地元の人の案内だけあります。充実した水巡りの旅になりました。豊田地区に入ると待望の野壺発見。もちろん今は使われておらずその形跡だけですが、この懐かしい「農業遺産」を見てオジサンたち3人は大はしゃぎでした。ここから最終地の京王八王子駅まで向かい、まだ陽のあるうちから冷たいビールを飲んだのでありました。

南平の熊野神社参道の自噴水と団地の自噴井戸。N中学校の自噴水、この三人で湧水本(自由国民社・刊)を作りました。豊田地区の農道で「肥溜め(跡)」を発見。よろこぶオジサン3人。

■中央図書館下の湧水
5/4
　日野市豊田地区の中央図書館下の湧水が老朽化した杭など設備を一新したと聞いたのでさっそく見に行きました。ここへはJR豊田駅から徒歩10分ほどですが、私は京王線平山城址公園駅から徒歩で向かいました。駅から浅川を渡ってすぐ川沿いの斜めの道を進むと到達します。分かりやすい道で約15分でアクセスできました。最奥の湧出口とは別に、これまで見られなかった泉の奥、図書館直下からの湧き水が時下に見られることは特筆すべきことです。それからゆっくり歩いてハケの道を辿りハケの下の善生寺に寄りました。ここの境内の庭園は地下水を利用した池泉回遊式で汲みあげた地下水は手水として水舎に注いでいます。ここが私の「給水ポイント」です。中央線の踏切を渡ると黒川清流公園です。ここの湧水群はおそらく都内最大の水量を誇るものでしょう。休日とあって団地の子供たちが水飛沫をあげて遊んでいました。豊田駅まではハケの下にいくつかの湧水を見ることもできます。トータルすると、凄い量の湧水だと思いました。

中央図書館下の湧水は湧き出し口がはっきりと分かる。保育園近くの民家からの湧水。水量が多く農業用水に使われている。黒川清流公園の湧水池と中央線。駅へ戻る途中の緑地からの湧水。

■平山城址公園
5/5
　GW中は遠出をせずに近場の取材です。進行中の「湧水本」の取材で平山城址公園を訪れました。我が家から20分ほどでアクセスできます。実はここを訪れるのは初めてで期待していたのですが、湧水は期待外れでした。もっとも渇水期なので水量は少ないこともあるのでしょうが、湧水時期になると谷戸からの湧水の眺めはよさそうです。むしろ、先だって訪れた尾根伝いの都立長沼公園の湧水が雰囲気があり、自然感たっぷりで良いように思いました。山を降りて南平まで歩く途中、先だって訪れた団地内の自噴水井戸を訪れました。説明によると災害用井戸ということで浅井戸で、飲用には適さず普段は使わないように、とのことですが、流れっぱなしの親水公園なので利用している人も多いそうです。花壇の散水に使うという団地の人に聞くと、災害時、非常時は沸かして使用するように・・とのお達し、とのことでした。一口含むと冷たい、おいしい水でしたが、これは自己責任で。裸足で水路に浸すと、午後から気温が上昇したので涼感はたっぷり。聞けばこの付近に数カ所、このような井戸かあるそうです。さっそくリサーチをかけることにましょう。

むじな窪沢からの湧水と「むじな窪沢」の道。団地の自噴井戸。団地の人が利用している。しばし涼を楽しむ。

■再、都立長沼公園
5/6
　連休初日に都立長沼公園に行きましたが、ここは沢、谷戸がいくつもあり、それぞれに湧水が流れています。連休最終日はその沢、谷戸を訪れました。殿ヶ谷戸はその中でも湧水量が最も多いと思われ、途中の「ひよどり沢」からの湧水の流れと合流して里では、せせらぎを形成しています。殿ヶ谷の道を上がり、野猿の尾根道を辿りましたが、森の中を苦労して上った尾根の道は新興住宅地でちょっとシラケ。この住宅地が湧水を無くしていったかと思うとよりシラケました。栃本の尾根を辿ると中谷戸に下ります。ここにも湧水がありましたが少量でした。しかし、山里の雰囲気は良く田には蓮華草が咲いていました。平山城址公園駅近くの小学校には自噴井戸によるビオトープがあり、校外からもその様子を見ることができます。また、近くの民家の庭には自噴井戸から勢いよく地下水を溢れだしていました。このお宅は「井戸掘り」の業者の事務所でした。

殿ヶ谷戸(左)と、ひよどり沢の湧水の合流点。野猿尾根道から見た殿ヶ谷戸の森。中谷戸の竹やぶからの湧水。平山小学校の湧水と、井戸掘り業者の自噴水。

■善福寺川の源流域
5/7
　西荻窪から善福寺川を遡ることにしました。お昼は話題の大衆食堂「坂本屋」のカツ丼を食べて川沿いの小路を歩き始めました。原寺分橋下の湧水は同橋下のコンクリートの川底から湧出していて、歩道には湧水のしくみの掲示板があり、しっかり保全されていることをアピールしています。さらに善福寺川をさかのぼると都立善福寺公園に入り、下の池からは善福寺川源流が勢いよく流れ出ています。これらの水は少しだけの湧水と、地下水をポンプアップしたもので、上の池の「遅ノ井」は、地下水が流れるレプリカです。そのほかにも自噴水をイメージした湧出口のレプリカもありますが、園内に上水道の施設があり、ここで汲みあげられた水は浄化して善福寺地区を中心に給水されている、とのことです。公園内の水飲み場の水は「名水」といったところです。

原寺分橋下の湧水は川底から湧出している。善福寺川の始まりの流れ。園内の自噴水井戸(レプリカ)。初夏の善福寺公園上の池。

■片倉地区は湧水の宝庫
5/10
　午後から散歩を兼ねて京王片倉に行きました。片倉城跡公園は休日なので人出が多く家族連れでにぎわっていました。ある人に聞くと、ここにはいつも何らかの花があり、高尾山より静かで趣がある・・ということでした。公園内の湧水は水量に変化なく公園を潤し、湧水池には蓮が咲いていました。ここから歩いて10分で、段丘にある斟珠寺に行けます。一か所だけだと思っていた湧水が実は弁天池に複数見つけました。池の水が透き通っていたのは、これらの崖下から注ぐ湧水のおかげなのです。ますますここの湧水が気に入りました。京王片倉駅への途中の片倉まんじゅう店の草団子を妻へのお土産に買って帰りました。

片倉地区の民家の湧水も公園内の蓮の花咲く湧水池に注ぐ。菖蒲田に水車を経て流れる奥の沢からの湧水。弁天池の崖下の湧水は複数あり、それぞれに水量豊か。

■北区で撮り鉄
5/11
　鉄道じゃなく北区の「名主の滝公園」を訪れました。赤羽線十条駅から東十条駅まで徒歩で向かうと、いつも「撮り鉄」が集まる撮影ポイントに今日は20名の「撮り鉄」が集まっていました。「何か来るのですか?」と聞くと「新潟のヨンハチゴが回送で車庫に帰るんだよ、もう5分で来るよ」とのこと。せっかくだから撮ることにしました。撮り鉄のオジサンは親切に、電車があそこの柱と柱の間に来たらシャッターを押すんだよ、とご指導してくれました。撮影後は「名主の滝公園」へ。滝や池には地下水の汲み上げが注いでいますが、斜面の所々には自然の湧水が滲み出ています。多雨期には流れになっていることもありました。王子駅までの道すがら「久寿餅」でお茶して、北区役所の17階展望室に行き、新幹線を撮り、ここから眺める本郷台地の斜面の森を撮影。湧水を育む地形が目の前に展開しています。夕方、銀座に移動して地球堂で開催中のアニメの先輩美術家の個展を見て、銀座でイッパイやって帰宅しました。

名主の滝はこれからが園内を流れる清流と共に涼感満点。創業100年以上の王子稲荷の久寿餅。王子稲荷から名主の滝公園など湧水地帯の森を見る。

■八王子のオアシス・小宮公園
5/13
　午前中から墨田区の下町の取材を終えて、午後遅く台風一過の晴天ともあり、八王子の湧水を巡って帰宅しました。駅からも徒歩圏内の小宮公園は加住丘陵の雑木林を整備した都立公園で、園内を湧水からの水路があります。水源涵養林として保護された湧水の水路の支流のひとつに東京の名湧水57選のひとつの湧水があります。園内はすべて木橋の遊歩道が整備されています。ここから眺める湧水もまた自然感たっぷりでいいものです。京王で長沼で下車して都立長沼公園に行きました。ここを初めて訪れたのはつい最近のことですが、谷戸から流れ出る数本の湧水はなかなか見ごたえがあります。特に殿ヶ谷戸とひよどり沢の流れの合流点はお気に入りです。このふたつの沢は比較的水量も豊富です。

水源涵養林からの湧水の流れと支流の東京の名湧水57選の湧水は観望台から。長沼公園の合流地点と、柿の木谷戸の湧水。

■奥多摩取材
5/14
　新刊本の取材で版元のクラッセの冨田康裕さんの運転する「公用車」ででかけました。途中、以前から気になっていた昭和20年8月に発生した八高線多摩川鉄橋の正面衝突事故の現場に立ち寄りました。最近になって川に落下した列車の車輪が発掘されたそうで、その部品がメモリアルとして保存展示してありました。復員兵や疎開から戻ってきた人たちの犠牲は胸が痛みます。青梅を経て奥多摩の日原鍾乳洞に行き、一石神社の湧水や渓谷の写真、万寿の水、ここを通る路線バスなどを撮影。冨田さんは種村直樹さん伝授の郵便貯金の旅をこなしています。東日原には簡易郵便局があり大喜び。午後からは小河内ダムから山梨県まで行き、多摩川上流域の湧水と「郵便局」を取材。ワサビ田がある「境の清泉」でペットボトルに水を詰めて八王子まで戻り、車なので、その足で南大沢経由で町田の「鶴見川源流の泉」を目指しました。ところがこの付近の地主のお婆さんが私有地への立ち入りを拒んでいました。農道を5mほど入ればいい写真が取れるのに丁寧にお願いしても「田舎モンを馬鹿にするんじゃないよ、駐車違反で警察呼ぶよ」と言いだすしまつ。そのため泉には近寄れません。もっともこの泉は湧水のレプリカ(噴水)なので、私たちはさらに上流の源流を目指しました。あと味悪い湧水探訪でしたが、夕方、冨田宅に戻り冨田夫人の料理でビールでお疲れ様の乾杯。

一石神社のご神水。境の清泉、ここの水は本当に美味い。奥多摩源流域に誘う西東京バス。日原の渓流釣り。ここが本当の鶴見川の源流域。

■水琴窟とムサシノキスゲに癒されました。
5/17
　新刊本の取材で東府中から武蔵小金井行きバスに乗りました。このバス路線には「ハケの道」の湧水が数多く点在しています。今日は東京の名湧水57選のひとつ「滄浪泉園」の湧水を利用した「水琴窟」を体験してきました。言葉では言い表せない優雅な水音で、しばし離れがたい気持ちになりました。同じバス路線の「浅間公園」で下車して数分、公園の山には貴重な「ムサシノキスゲ」が群生していました。高原のニッコウキスゲが平地に下りた品種だそうで、ここだけに咲く珍しい花です。風邪はよくなりかけ・・です。

東府中浅間山公園のムサシノキスゲと、「滄浪泉園」の湧水を利用した「水琴窟」

■花だより
5/18
　片倉城跡公園には湧水を利用した菖蒲田があります。シーズンにはまだ早いのですが湧水と共に、進捗状態を見に行きました。奥の沢からの湧水は水車小屋を経て菖蒲田に注いでいました。もうひとつの沢からの湧水池にはスイレンが咲いていました。この公園が再び華やかな花に包まれるのはまだ一カ月先です。高幡不動尊はアジサイで知られています。6月1日の「あじさい祭り」をスタートに境内は色とりどりのアジサイで賑わいます。訪れたところ、一部のアジサイが咲き始めていました。今年は少し季節が早いようです。

片倉城跡公園に隣接する民家の湧水。奥の沢からの湧水が菖蒲田に注ぐ。高幡不動尊境内に咲く八重のドクダミの花と、咲き始めたアジサイ。

■国際観光地に?名水百選お鷹の道湧水群
5/19
　このところの少雨ですが、ハケの道の「新次郎池」と「お鷹の道」を訪れました。新次郎池は湧水量ゼロの枯渇状態でした。今年の夏の多雨を期待したいところです。お鷹の道まで足を延ばしました。訪れる人も多様化してきました。外国人グループ数人が「グッド　スプリング」と言いながら、付近を散策してしましたし、国分寺の万葉植物園にも外国人の姿が見られました。湧水の「ワビ、サビ」の心が分かっていただけたでしょうか?。

新次郎池は水量ゼロの状態が続いている。お鷹の道湧水は外国人の姿も多い。私が英語に堪能ならガイドしてあげるのに。

■快晴、クリアで高い空
5/21
見事なほどの五月晴れです。空気も澄んで空は高く絶好の風景写真日和です。かねてから懸案だった都立桜ヶ丘公園の「夕日が丘」から京王線多摩川鉄橋の大パノラマの望遠撮影を試みました。ここからは多摩川鉄橋越しに立川市内が一望、その後方には秩父連山が見え、さらに冬の空気が澄んだ日には武甲山まで見ることができます。コンパクトカメラの光学ズームを500mmの超望遠にセットして撮るとドンぴしゃり。鉄橋上の電車の前編成が収まりました撮影後は公園内を歩き湧き水を取材して緑道を歩きました。大谷戸公園からの道は、昔の谷戸の道を整備したもので、途中には公園となった湧水の跡や、谷戸の地層むき出しの自然や三段石組の井戸があり、昔の谷戸を思い起こさせてくれます。路線バスで聖蹟桜ヶ丘に戻りました。

京王線多摩川鉄橋から立川市、秩父連山を望むパノラマ。湧水が集まる地点と大谷戸の池。緑道にある石造りの三段井戸。

■榎の老木
5/23
　「湧水本」の新刊書の確認取材で八王子市の東京の名湧水57選「叶谷の榎池の湧水」を訪れました。この榎は樹齢数百年という老木で、老朽化が激しく倒木の恐れがあるとのことで、しばらく湧水源には立ち入りが規制されていました。今回訪れてみると老木は枝打ちしてあり、しっかりと補強してありました。この湧水と榎は切っても切れない仲、ともに大切に保存したいものです。同じバス路線なので大久保行きのバスで終点まで行き浄福寺の湧水を訪れました。ちょうど「八王子ヨガ祭り」が開催中で、境内には青空マーケットが出て賑やかな雰囲気でした。湧水は本堂裏手の湧水池に注いでおり、ここは静かな雰囲気を醸し出していました。

榎の老木の根元から水量豊富に湧き出ている。湧水口は木の根元と、もう一カ所あり共に水量は多い。浄福寺の湧水はパイプで池に引かれている。

■多摩丘陵の谷戸
5/25
　昨日、多摩パルテオンに行った時、郷土史コーナーで「多摩丘陵の谷戸」の古文書、歴史を閲覧してきました。谷戸の生活は高度経済成長の時代、宅地化で埋め立てられて「多摩ニュータウン」が造成されました。ジプリ作品「平成ぽんぽこ狸合戦」は、失われてゆく多摩の谷戸を野生動物の生活から見た長編アニメーションです。この監督の高畑勲さんは、かつて多摩市の日本アニメーションに勤務していたとき、谷戸を散歩して谷戸に興味を持ちアニメ映画を思いつきました。多摩市(聖蹟桜ヶ丘)から高尾までの京王線沿線には多摩丘陵の谷戸がまだ現存していますが、その丘陵には大型クレーンが立ち、高畑勲さんが嘆いていた光景が今も続いています。そのような谷戸の環境にあって都立公園として守られている「長沼公園」は、谷戸の雰囲気が色濃く残っている場所です。長沼駅から2分も歩くと谷戸へのアプローチに差し掛かります。谷戸の湧水を集めて流れる小川、田圃に水が引かれています。野の道にあるお地蔵様と道祖神。駅から近い所にこんな風景があるのです。そういえば今日訪れた長沼公園の谷戸の湧水は、先日訪れたときよりも水量が多いような気がしました。

長沼公園の谷戸の入口。谷戸のすべてには湧水が見られ、それらが一カ所に集まる。右は南平駅徒歩10分の八幡神社の参道にあった自噴井戸。細いパイプからの水はそのまま口に運べるような清冽な水だった。

■狭山丘陵の谷戸
5/26
　進行中の新刊本の取材でクラッセの冨田康裕さんと狭山丘陵の谷戸の湧水を取材。宮野入谷戸の景観はすばらしく、しっかりと里山の風景、生活を残していました。近くの東京の名湧水57選のひとつ「瀧の入不動尊」や「二ツ池公園」「湖畔集会所裏」の湧水ビオトープ、郷土資料館や軽便鉄道の廃線跡などを巡り、志木街道から川越街道を経て和光市南の大塚康生さんのお宅を訪問しました。大塚さんが戦時中、13歳のときに描いた機関車絵を見ながら冨田さんと談笑。この機関車絵がなんとか後世に残れば・・と思っています。鉄道書を多く出版しているクラッセのオーナーも同じ気持ちになったことがうれしかったです。

宮野入谷戸の水田、古民家の手押しポンプ。「湖畔集会所裏」のビオトープ。滝の入不動尊の「ご神水」で水分補給。

■水中撮影
5/28
　昼前に京王八王子駅前で人に会ってからカメラ量販店へ行き明日からの取材の周辺機器のショッピング。時間があったので路線バス「中野団地」行きに乗り、東京の名湧水57選「子安神社の湧水」に行き、湧水口の水中撮影。ここの湧水は水量豊富、水質良好で汲みに来る人が絶えません。私もここの水は飲んで水分補給にしています。ただ、今日は「水晶の玉を湧水に浸してパワースポットの神力を得る」という女性が水場を独占して湧水口に白い袋を沈めて、なんやら独りごとを喋っていました。かつて「清正の井戸」にもいました。あまりいい風景とは言えません。湧水を巡り歩いて私が最も苦手で嫌な人たちです。折り返しのバスで京王八王子まで戻り、駅前のファミレスでランチとテーブルにMacを広げPR誌の「湧水特集」の最終校正をして校了。

湧水口は石垣の隙間から大量に湧出して、緑濃い水路を洗い場に注ぐ。

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田園地帯を走る「ブルーサンダー」機関車。ママ下湧水では手ですくって飲む。美味い水だった。矢川緑地の遊歩道。


南平の熊野神社参道の自噴水と団地の自噴井戸。N中学校の自噴水、この三人で湧水本(自由国民社・刊)を作りました。豊田地区の農道で「肥溜め(跡)」を発見。よろこぶオジサン3人。


中央図書館下の湧水は湧き出し口がはっきりと分かる。保育園近くの民家からの湧水。水量が多く農業用水に使われている。黒川清流公園の湧水池と中央線。駅へ戻る途中の緑地からの湧水。


むじな窪沢からの湧水と「むじな窪沢」の道。団地の自噴井戸。団地の人が利用している。しばし涼を楽しむ。


殿ヶ谷戸(左)と、ひよどり沢の湧水の合流点。野猿尾根道から見た殿ヶ谷戸の森。中谷戸の竹やぶからの湧水。平山小学校の湧水と、井戸掘り業者の自噴水。


原寺分橋下の湧水は川底から湧出している。善福寺川の始まりの流れ。園内の自噴水井戸(レプリカ)。初夏の善福寺公園上の池。


片倉地区の民家の湧水も公園内の蓮の花咲く湧水池に注ぐ。菖蒲田に水車を経て流れる奥の沢からの湧水。弁天池の崖下の湧水は複数あり、それぞれに水量豊か。


名主の滝はこれからが園内を流れる清流と共に涼感満点。創業100年以上の王子稲荷の久寿餅。王子稲荷から名主の滝公園など湧水地帯の森を見る。


水源涵養林からの湧水の流れと支流の東京の名湧水57選の湧水は観望台から。長沼公園の合流地点と、柿の木谷戸の湧水。


一石神社のご神水。境の清泉、ここの水は本当に美味い。奥多摩源流域に誘う西東京バス。日原の渓流釣り。ここが本当の鶴見川の源流域。


東府中浅間山公園のムサシノキスゲと、「滄浪泉園」の湧水を利用した「水琴窟」


片倉城跡公園に隣接する民家の湧水。奥の沢からの湧水が菖蒲田に注ぐ。高幡不動尊境内に咲く八重のドクダミの花と、咲き始めたアジサイ。


新次郎池は水量ゼロの状態が続いている。お鷹の道湧水は外国人の姿も多い。私が英語に堪能ならガイドしてあげるのに。


京王線多摩川鉄橋から立川市、秩父連山を望むパノラマ。湧水が集まる地点と大谷戸の池。緑道にある石造りの三段井戸。


榎の老木の根元から水量豊富に湧き出ている。湧水口は木の根元と、もう一カ所あり共に水量は多い。浄福寺の湧水はパイプで池に引かれている。


長沼公園の谷戸の入口。谷戸のすべてには湧水が見られ、それらが一カ所に集まる。右は南平駅徒歩10分の八幡神社の参道にあった自噴井戸。細いパイプからの水はそのまま口に運べるような清冽な水だった。


宮野入谷戸の水田、古民家の手押しポンプ。「湖畔集会所裏」のビオトープ。滝の入不動尊の「ご神水」で水分補給。


湧水口は石垣の隙間から大量に湧出して、緑濃い水路を洗い場に注ぐ。