2015年8月の水の旅です

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■7/31
鉄道湧水を訪ねて
夜に大宮の鉄道博物館に行くので、早目に出て東十条駅から王子まで鉄道をスナップして、線路沿いの「荒幡不動の湧水」と「名主の滝」を涼をかねて訪れました。荒幡不動は湧水量が多く、池から溢れた水は排水路に勢いよく流れていました。線路沿いの崖下の民家の玄関先などには水が染み出すように湧き、集まって水路を形成していました。山手、京浜東北線の分岐駅の田端駅の京浜東北線大宮方面ホームの先頭には崖からの湧水が見られます。湧き出した水はパイプで「鑑賞池」に引かれ金魚が泳いでいます。その光景はホームからも見えます。

田端駅構内の湧水。荒幡不動尊の湧水と池から流れる水路。名主の滝はこの季節は涼感満点

■南沢緑地
8/1
　今日は今回の「東京の湧水」(仮題)を刊行する出版社クラッセの冨田編集長と車で東久留米の南沢緑地の湧水を訪れました。ここは平成の名水百選と東京の名湧水57選にも選ばれている湧水で、この季節には湧水の水路や、落合川には涼を求める人たちで賑わっています。私も裾をまくり湧水の流れに足を浸し、ミネラルウォータのボトルを冷やしました。落合川はすっかり天然プールとして利用されていました。1時間ほど遊んでから和光市のもうひとりの著者の大塚康生さんのお宅を訪れ、来春の新刊本の打合せをしました。とにかく暑さは半端じゃないほどでした。

暑い、湧水の水路に入る。竹藪からの湧水と冨田編集長。落合川は天然プール。

■やっぱり・・・
8/2
　東京経済大学構内の東京の名湧水57選「新次郎池」は、湧水量が極端に増減する湧水で、私がずーっと気にかけてきた湧水で、一か月に一度は訪れています。7月16日に訪れた時は満水の目安である堰を水がオーバーしていました。これは見事な湧水になると期待していたのですが、本日は5センチ減水で期待外れ。もう一雨どころか大雨、台風が期待したいところです。この日も35度越えなので、水の中に入りクールダウン。帰りに殿ヶ谷戸庭園に寄って戻りました。

手前の堰を越えれば満水なのだが。姿を現した飛び石でクールダウン。殿ヶ谷戸庭園の次郎弁天の湧水。

■小仏峠でスーパーあずさを撮る
8/4
　連続猛暑が続いていますが、午後の一番酷暑のころ高尾－相模湖間でスーパーあずさを撮りに行きました。暑いのなんのって、列車が来る3分前までは木蔭で涼を取っていました。スーパーあずさもそろそろ引退の時期を迎えています。松本で新車発表のときを取材していめだけに少し寂しい気持ちです。「葬式鉄」といわれる撮り鉄が引退間際で騒ぐ姿を想像すると、私はこの夏の記録を残して、あとは静かに見守ってやりたいと思っています。今日はこの列車と数本の電車を撮って近くの小仏峠からの清流でクールダウン、蛇滝口バス停の近くには裏高尾から湧水を引いた水場もあり、避暑には最適です。

炎天下のスーパーあずさ。小仏川の清流でクールダウン。旧甲州街道にある裏高尾からの湧水。蛇滝口バス停にある。

■今日も小仏峠
8/5
　ホント、滅茶暑いのだけど今日も小仏峠へ。朝から抜けるような青空なので、今日は少しアングルを変えたいと思います。昨日より早目に出て12時38分ごろ現場通過の「スーパーあずさ19号」を狙いました。夏の青空がきれいなのですが、暑さは35度。撮り終えると近くの清流へ行きクールダウン。帰りの摺差バス停の前の「するさしのとうふ」を購入。水温14度という地下水で作られる豆腐の味は絶品、店ではその井戸水を購入者に振舞っています。小仏峠での夏の撮影では水分補給は万全です。

今日は甚平スタイルでロケ。峠を目指すスーパーあずさ。するさしの豆腐屋の地下水。

■八王子湧水
8/11
　八王子に出たついでに京王八王子から「中野団地」行きバスに乗り中野山王の子安神社の湧水「明神池」を訪れました。境内では夏祭りの準備が始まっていました。水分補給に500CCのペットボトルに詰めて飲み干すと、ここの水は冷たく、甘い味がしたのは、いつもミネラルウォータを飲んでいるからでしょうか? この甘い水が自然水なのです。もちろん自己責任での飲用ですが、私は地元の人が生活水として使用している水でお腹を壊したり身体に変調をきたした事はありません。健康に生んでくれた両親に感謝しています。

大量に湧出する澄み切った水は実に美味しい。水路でしばしクールダウン。

■森の水車
8/12
　天気が不安定ですが、八王子からJR横浜線の撮影に出かけました。沿線の状況は10年以上前とは一変していました。帰りに初めてJR片倉駅から片倉城跡公園へアクセスしました。京王片倉とほぼ同じ距離で徒歩7-8分といったところです。ここの湧水は東京の名湧水57選にも選定され、園内数カ所から豊富な湧水が見られ、さながら「湧水群」と呼ぶにふさわしい湧水の風景を醸し出しています。私のお気に入りは奥の沢からの湧水が水車を回す風景です。水車の造りも良く、昔の谷戸の風景を良く再現しています。さて、そろそろ雲行きが怪しくなってきたので早々に退散しました。

奥の沢の湧水は水車を回し、もうひとつの支流は菖蒲田に注いでいる。今回アプローチしたのはJR片倉駅から。

■新次郎池満水
8/22
　東府中から京王バスで東小金井から国分寺のハケの湧水を訪れました。蹌浪泉園は今日は園内メンテナンスのため無料開放。湧水が心配でしたが二カ所の湧水は水量豊かに湧出していました。「これは、もしかして?」と期待を持って新次郎池に行くと満水で堰を大きくオーバーして大湧水の様相を呈していました。うれしさのあまり池に入って水遊びのクールダウン。8月2日に訪れたときはピークを過ぎて減少傾向にあったのですが、その後の降雨で持ち直して満水になったものです。これから台風の秋の長雨の季節、当分新次郎池の湧水を楽しませてもらうことにしましょう。

蹌浪泉園の湧水、水量豊かでハケの道の湧水は健在。新次郎池は堰をオーバーして満水、クールダウンで水遊び。北側のハケからの湧水、ここから湧出すれば満水は間違いない。

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田端駅構内の湧水。荒幡不動尊の湧水と池から流れる水路。名主の滝はこの季節は涼感満点


暑い、湧水の水路に入る。竹藪からの湧水と冨田編集長。落合川は天然プール。


手前の堰を越えれば満水なのだが。姿を現した飛び石でクールダウン。殿ヶ谷戸庭園の次郎弁天の湧水。


炎天下のスーパーあずさ。小仏川の清流でクールダウン。旧甲州街道にある裏高尾からの湧水。蛇滝口バス停にある。


今日は甚平スタイルでロケ。峠を目指すスーパーあずさ。するさしの豆腐屋の地下水。


大量に湧出する澄み切った水は実に美味しい。水路でしばしクールダウン。


奥の沢の湧水は水車を回し、もうひとつの支流は菖蒲田に注いでいる。今回アプローチしたのはJR片倉駅から。


蹌浪泉園の湧水、水量豊かでハケの道の湧水は健在。新次郎池は堰をオーバーして満水、クールダウンで水遊び。北側のハケからの湧水、ここから湧出すれば満水は間違いない。