2016年1月の水の旅です

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■大晦日
2015.12.31
井の頭公園の弁天池が「かいぼり」で池底を見せて、弁天堂のあたりから自然の湧き水が池底を小川のように流れています。普段は水中に没していますからこれぞ神田川の「まぼろしの源流」なのです。弁天堂には深井戸から汲み上げた「御神水」が敬われて、参拝者にふるまわれています。私は毎年、大晦日に「若水」を汲みに来て元旦の雑煮とお茶用にしています。この水で点てたお茶やコーヒーは格別美味しくいただけます。弁天池のかいぼりは思わぬ井の頭公園の湧水の健在さを見せてくれました。

弁財天の下から何か所も湧出して、池底を小川となって流れる。境内の汲み上げ水はご神水として美味しい水だ。

■新年の若水
2016.1.3
　新年の湧水は、京王片倉駅徒歩10分の斟珠寺の弁天池湧水です。豊富に湧き出す水を今年の若水に汲んで、お茶とコーヒーをいただくことにしました。ほのかに温かい湧水は一口口に入れると新春の香りが・・。もちろん家に帰って緑茶を入れましたが美味しさは格別。一味違いました。

斟珠寺の湧水、京王高尾線が走る台地から湧き出る。湧水が注ぐ弁天池。

■アクシデント
1/12-26
入院したのは日野市立病院、病室から富士山、すぐ下の段丘には黒川清流公園がある私には素晴らしい環境でした。
　11月から脊椎管狭窄症なる病が出て、右足が不自由になり、それにプラスして右足にできた腫瘍が悪化して検査したところ「合併症」の疑いがあるというので1月に14日間の入院をして血糖値の管理安定と傷口の治療をしていました。幸い、血糖値も安定し、傷口も急激に回復して退院しました。告知してある新刊「東京の湧水」は、すでに原稿執筆を終え、写真データーも揃えレイアウトの段階に入っていましたが、その間に中断、5月ごろに出版を延期することにしました。水の季節のころ刊行する予定ですのでご了承ください。一部の方々にはご迷惑をおかけしましたことお詫びいたします。

■冬の野川
1/27
　退院後、体もすっかり自由に動くことができたので散歩がてら定番のコースをめぐりました。東府中からバスで貫井トンネル下へ行き野川沿いに散策。日陰には残雪も。貫井神社から新次郎池に行きました。もうすっかり枯れていると思っていた新次郎池は5か所の湧水口からは少量ながら湧水も見られましたが、池の出口の堰をオーバーするようなことはありませんでした。これから雨が少ないと秋ごろまでは枯渇するのでは・・と思われます。まだ、杖をついての歩行ですが、歩くことは楽しいものです。

もう梅もちらほら。残雪の野川のせせらぎ。貫井神社境内の湧水の水路。新次郎池は水位が低下している。最も水量の多かった湧水口の流れも少ない。

■梅は咲いたか・・♪
1/28
　蝋梅が見ごろというので京王百草園に家内をつれて行きました。我が家から最も近い行楽地で湧水場所で徒歩15分の所にあります。途中には心臓破りの坂「松連坂」があるので、まだ足が完全じゃないのでタクシーを呼んででかけました。園内には雪が残っていましたが、蝋梅は見ごろをやや過ぎていて、早咲きの梅もちらほら。期待していた水仙の群落は雪であえなく倒れ可憐な花は見ることができませんでした。園内の湧水池「心字池」は日陰は氷結したままでしたが、それでもポカポカ陽気と相まって蝋梅の香りが漂ってきました。昼前にタクシーで高幡不動に行き縁日でにぎわう境内を散歩。昼食は大戸屋のヘルシー定食を食べました。結構満腹したメニューは485kcalで、今の私にはうれしい献立でした。

百草園は花の名所、この季節は蝋梅が見ごろ、福寿草も顔を出し始めた。まで凍てつく湧水の「心字池」。

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弁財天の下から何か所も湧出して、池底を小川となって流れる。境内の汲み上げ水はご神水として美味しい水だ。


斟珠寺の湧水、京王高尾線が走る台地から湧き出る。湧水が注ぐ弁天池。


もう梅もちらほら。残雪の野川のせせらぎ。貫井神社境内の湧水の水路。新次郎池は水位が低下している。最も水量の多かった湧水口の流れも少ない。


百草園は花の名所、この季節は蝋梅が見ごろ、福寿草も顔を出し始めた。まで凍てつく湧水の「心字池」。