2016年12月の水の旅です

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■ハケの道の紅葉
12/3
　天気が良くてポカポカ陽気なので散歩がてらにハケの道の紅葉を楽しみました。私の近くの百草園など多摩丘陵の紅葉は今が盛りです。滄浪泉園からスタート、ここの門には見事なもみじが色づいていますが、今年は去年に比べるとボリュームが落ちるようでしたが、園内の紅葉は今が見ごろ、本当に見事な紅葉です。京都なんかに行く必要はありません。湧水もとうとうと流れ季節の中で今がもっともおすすめな時期でしょう。貫井神社は大量の湧水が池を満たし、澄み切った水面に紅葉が写り映えていました。新次郎池はこのところ水量はずーつとピークを維持しています。大学キャンパス内の紅葉もさることながら、ここから国分寺方面のハケの道は色づいた森のトンネルといったところで歩くことができます。殿ヶ谷戸庭園も紅葉の名所ですが、ここはピークを過ぎていました。木々の雪吊りが紅葉と好対照さを見せていました。

浪浪泉園の「もみじ」は素晴らしい。湧水量も多く今が旬の湧水。貫井神社の池のほとりの紅葉、水面に影を落としていた。新次郎池はずーっと水量のピークを維持している。

■名残の紅葉ハケの径
12/12
　このところ仕事場での原稿、校正などに追われ、忘年会以外外出散歩することがありませんでしたが、少々「食っちゃ寝」が続いたので、手軽な散歩コース定番のハケの径を歩きました。滄浪泉園は意外にも紅葉が遅いそうでまだ十分にモミジの色付きが見られましたし、新次郎池は相変わらず水量多く、この分だと年越しまで大丈夫のようです。このところ少雨なところが木になりますが、これも新次郎池の湧水の宿命、せいぜい今の大湧水のときに見ておきましょう。

ハケの径の名残の紅葉。鞍ほね坂したの激流の湧水、満水の新次郎池の飛び石。滄浪泉園は紅葉がまだ楽しめる。

■アレルギー
12/13
　日野市民病院でアレルギーの詳しい検査をしました。その結果「スギ」と「ヒノキ」のアレルギーは標準以上の数値が出ました。意外というか、ああ、やっぱり・・と思っていたことが「ラテックス」アレルギーでした。こちらも数値が高かったのです。つまりゴムに反応するアレルギーですね。ですから私はこどもの頃からパンツのゴム、靴下のゴムがダメでした。パンツの代わりに若い頃から木綿の越中ふんどし、下着はすべて木綿で化繊はなし、これで生活してきました。和服生活もそのためです。病院で診察の結果を貰って路線バスで八王子の子安神社の明神池に行きました。どうぞラテックスアレルギーが改善されますようにと・・願いしました。ボクはもう歳だからいいのですが、このアレルギーはラテックスというほどですから、スキンの使用もダメ、付けて行為に及ぶと息子が腫れあがるそうです。帰りに片倉城跡公園、斟珠寺の弁天池まで足を延ばしました。

路線バスで子安神社の湧水へ、湧水は温泉のようにほのかに温かい・・。片倉城跡公園の奥の沢の水車と、斟珠寺の弁天池。

■「あずさ」を撮りに東豊田の黒川清流公園へ
12/19
　今日は午後から鉄道マニアが集まる豊田のカーブへ「あずさ」と貨物列車を撮りに来ました。すぐ近く徒歩5分には黒川清流公園があり、湧水と鉄道の掛け持ち撮影でした。ここへは高幡不動から日野の市内バスがアクセスしています。豊田駅からでも徒歩15分程度の距離です。木々が枯れ葉を落としたので、ハケの雑木林を見通しがよくなり、日頃見られない湧水の源流が見れるようになりました。剣道場の湧水は日頃、側溝に落ちる湧水だけしか見れませんでしたが、ハケの中腹の道路からは湧出口が見え、湧き出している所が一望できます。今年は水量が多いので見応えがあります。

豊田のカーブを行く「あずさ」。四阿のある湧水池からの流れと、大池から溢れる湧水。ハケの径からの湧水、剣道場の湧水はすっきり見通せるようになった。

■都営地下鉄散歩で板橋へ
12/21
　今日は冬至、朝風呂はゆず湯と、朝食にかぼちゃと小豆の煮物。これ冬至の風物詩です。午後から京王－都営新宿線－都営三田線に乗って西高島平へ行き、徒歩で東京の名湧水57選の「不動滝」へ。このあたりの丘陵は昔から湧水は多く、その代表の不動の滝は冨士山、大山詣での禊の場として栄えたそうです。禊をするには水量が少ないので、二筋の湧水を手で受けると、ほんのり温かい水でした。再び都営三田線で神保町乗り換えで半蔵門線で池尻大橋へ。新刊書の初校を入稿して渋谷の行きつけの小料理屋で別の出版社の新春特集号の写真原稿の入稿。生牡蠣が入荷したとのことなので白ワインといただきました。冬の風物の味です。

ゆず湯の朝風呂を楽しみ、不動の滝へ。枯れることはない滝水。渋谷は只今大変貌中。

■エプソン前
12/23
新刊本の初校が終わり、年内の最終校正を待つ間、3連休はポカーンと暇になったので、年内執筆の原稿は2本控えているものの、これは年明け締め切りなので、午後からポカポカ陽気なので散歩に出ました。高幡不動から路線バスに乗り「エプソン前」で下車しました。日野市は「日野自動車」「コニカミノルタ」「エプソン」の企業城下町であるが、あまり活気がない企業ばかりで日野自動車は撤退の動きもある。エプソン前は日野台地の東端に位置する谷仲山地区にあり、湧水も豊富で散歩コースには最適。この谷仲山地区だけでも5か所の湧水を確認しています。そのうちのひとつは市によって水量などが管理保全されています。どうしてもボクの散歩は湧水と鉄道が付きまとうが、最近は路線バスも多い。結局、今日は路線バスを乗り継いで、八王子まで行きバスで自宅までたどり着きました。70歳はありがたい。　話は変わるが、使用中のCanonPIXUSもそろそろ調子が悪くなってきたので、今度は地元の企業に敬意をはらってEPSON Colorioに乗り換えることにしましょうか。

EPSON前バス停から日野台地へのアプローチはのどかな台地の径が続き、その崖下には知られざる何か所かの湧水が見られる。

■武蔵野夫人たち・・
12/26
　本年最後のハケの径散歩。貫井神社と新次郎池に行きました。貫井神社は湧水量が多く、洞窟から湧き出る水は勢いよく良くゴボゴボと音を立てています。湧水池にはカワセミが小魚を狙っていました。新次郎池は少しづつ水量が減少しているのが目視できました。一番如実だったのは「くらほね坂」下からの二つの湧水の流れのうち、右側の湧水はすでに流れは少くなっていました。これからは冬の渇水期に進んてゆくことでしょう。夕方から国分寺市のある「着付け教室」に呼ばれ正月用の「男のきもの」の着付けのお手伝いをしました。終了後には着付けの先生宅で「武蔵野夫人」6名が集まりスキヤキの忘年会。大いに盛り上がりました。

貫井神社の湧水、音を立てて湧出し本殿横の水路を流れていた。新次郎池の「くらほね坂」下の湧水、右側の流れは微少。これから次第に少なくなってゆくだろう。

■若水汲み
12/29
　続いた忘年会も今日はお休み。休肝日といったところです。そんなに飲んでいませんが、それでも毎日となると少しつらいところもあります。外出したついでに八王子の郊外まで路線バスで散歩。東京の名湧水57選のひとつ「子安神社の明神池」を訪れました。お正月の雑煮、煮物用の「若水」を2リットルのペットポトルに詰めました。明神池の湧き水は、半月前に訪れたときより激減して、池底が一部露出していました。湧水は冬になると渇水期に入ります。これもしかたがないこと。下流の洗い場では自家菜園の野菜を洗う姿が見られました。湧き水はこの季節、ほんのりと温かい水でした。すでに年末とあり道路はマイカーで混雑していました。湧水ファンの皆さま、本年はご覧いただきありがとうございました。新年もよろしく。

子安神社は女性にご利益の神さま。ほのかに温かい水だが12月13日よりは水量は激減。それでもこれまでが多かったと思われる。

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浪浪泉園の「もみじ」は素晴らしい。湧水量も多く今が旬の湧水。貫井神社の池のほとりの紅葉、水面に影を落としていた。新次郎池はずーっと水量のピークを維持している。


ハケの径の名残の紅葉。鞍ほね坂したの激流の湧水、満水の新次郎池の飛び石。滄浪泉園は紅葉がまだ楽しめる。


路線バスで子安神社の湧水へ、湧水は温泉のようにほのかに温かい・・。片倉城跡公園の奥の沢の水車と、斟珠寺の弁天池。


豊田のカーブを行く「あずさ」。四阿のある湧水池からの流れと、大池から溢れる湧水。ハケの径からの湧水、剣道場の湧水はすっきり見通せるようになった。


ゆず湯の朝風呂を楽しみ、不動の滝へ。枯れることはない滝水。渋谷は只今大変貌中。


EPSON前バス停から日野台地へのアプローチはのどかな台地の径が続き、その崖下には知られざる何か所かの湧水が見られる。


貫井神社の湧水、音を立てて湧出し本殿横の水路を流れていた。新次郎池の「くらほね坂」下の湧水、右側の流れは微少。これから次第に少なくなってゆくだろう。


子安神社は女性にご利益の神さま。ほのかに温かい水だが12月13日よりは水量は激減。それでもこれまでが多かったと思われる。