2017年6月の水の旅です

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■黒川清流公園アゲイン
5/29
　黒川清流公園をひんぱんに訪れるのは、このすぐ近くに鐡道写真撮影の「名所」があるからです。徒歩5分ほどの踏切からスーパーあずさなどか撮れるのです。一部は湧水池の上を列車が走ってゆきます。列車を撮った後は必ず湧水を訪れます。JR豊田駅へ行く道すがらですから。この季節でも日野台からの湧水は衰えを知りません。崖から数か所湧水の流れを見ることができるのです。この湧水は東京の名湧水57選のひとつですが「名水百選」の価値は十分に満たしています。わが町日野市にも名水百選がひとつほしいですね。帰りは南平駅まで歩き、駅近くの都営アパート内の公園に湧き出る自噴井戸に立ち寄りました。

剣道場前の湧水、用水路に注いでいる。大池の湧水は一番水量が多く迫力がある。奥のハケからの湧水。水路がいい。南平の自噴井戸は手押しポンプからあふれる。

■助六?の緋のふんどし
6/3
今日も日野市で鉄道の撮影です。我が家から自転車で20分、バスでも20分の場所は多摩川鉄橋。ここに豪華列車四季島が走ります。土手は多くの撮り鉄で満員。私は一人河原に降りて江風に吹かれながら撮影しました。午前中で撮影終了しバスで八王子市内の子安神社の湧水を訪れました。池の石垣から数か所にわたって湧き出る様子が見えます。お年寄りのご婦人が水汲みにやってきました。お茶を入れているそうです。私もそのままペットボトルに汲んで帰りました。帰りがけにご婦人が私の後姿を見て「あら、緋(赤)の下帯が透けて色っぽいじゃありませんか・・助六のようで粋だ事」といいました。まったく気にしていなかったのですが、夏用の白絣のきものは赤のふんどしは透けてみえるのです。指摘されたということは、かなり目立つということでしょう。「ふんどし」は私の identityですから、ご婦人は笑っていました。湧水の旅ではいろいろなことを体験しますが赤ふんどしを褒められたのは初めてです。

多摩川を渡る四季島。子安神社の明神池はそのまま飲めるので夏の水分補給には重宝する。下流で今季初のクールダウン。

■図書館下、六本杉湧水
6/5
　豊田駅近くで鐡道写真を撮ったあとに駅南口の図書館下の湧水を訪れました。中央図書館の真下から流れ出る水は清冽ですが、湧き出し口の環境はよろしくありません。整備する必要はありませんがナントかならないものでしょうか。八王子駅南口から徒歩10分の六本杉の湧水を訪れました。ここも東京の名湧水57選のひとつで、八王子市内の湧水マップ、インフォメーションの案内板があり、八王子市が湧水の保全に熱心なのが理解できました。ただし、湧水量はやはり少なくかろうじて水路を流れるだけで湧水池もよどみ濁っていました。一雨もふた雨もほしいところです。

図書館下の湧水の湧き出し口と湧水の流れ。六本杉の湧水、湧水の環境は良いのだが整備しすぎのきらいがある。

■花菖蒲が見ごろ?
5/6
片倉城跡公園は湧水を利用して四季折々の花が咲いています。この季節は蓮の花や花菖蒲が咲き誇っています。菖蒲畑には花菖蒲が咲き始めました。奥の沢の湧水を利用して水車小屋に導かれ、菖蒲畑に流れ込んでいます。見ごろはまだ一週間ほど先のようでした。ここから徒歩10分には斟珠寺の湧水があります。京王線のすぐ下の境内から湧き出して弁天池を潤していますが、湧水量は細々でした。昨年は豪雨のあと1か月後にはあふれるような湧水が、池のあちこちから湧き出していました。ここも梅雨の雨を期待したいところです。

奥の沢からの湧水は水車を回し菖蒲畑に注ぐ、斟珠寺の弁天湧水と弁天池。湧水料は少ない。

■日野は水と清流の町
5/11
　多摩川と浅川の水に恵まれた東京都日野市は、用水路が縦横に巡る豊かな田園と近代的な都市空間が共存する魅力的なまちで「水の郷百選」にも選ばれています。私の住まいの三沢地区は浅川、多摩川、程久保川が流れ、水路があちこちに巡らされています。用水は農業用水などに使われていますが、静かな里山風景を醸し出しています。私の住まい近くには水田が広がり、水路からの水がこの季節、田んぼを潤しています。休耕田には花菖蒲が植えられ、江戸時代からの旧家の黒塀がそれらの風景によくマッチしています。京王線百草園駅下車、浅川方面に歩き、程久保川を越えたあたりから高幡不動まで、ほぼ浅川に沿って歩くと、それらの風景に出会えます。

日野市三沢、落川地区には豊富な水路が張り巡らされている。

■ママ下湧水から矢川へ
5/12
　南武線に鉄道写真を撮りに行きました。場所は矢川と西国立間の田園地帯です。このあたりは広い畑が広がっていて、ちょっと都内とは思えない農村風景が広がっています。そこに新型電車が走るのですから、ちょっとおもしろいですね。ここから北へ5分には立川緑地公園の湧水があり、南に10分にはママ下湧水があります。ママ下湧水は都内有数の水量を誇る湧水です。水量は通年変わらず豊富に湧き出しています。夏には涼を求めて近所の子供たちが訪れています。私もクールダウンで水に入り、湧き出し口の水を口に含みました。

梅雨空の下、南武線が走る。矢川の流れ。ママ下湧水で湧水と戯れる。

■梅雨空の紫陽花
6/25
　朝からの雨が昼過ぎには止み、梅雨空に戻りました。これまでデスクワークで固まった体とストレス発散に夕方から妻と共に高幡不動の紫陽花見物に行きました。新宿から京王特急で30分、320円、駅から徒歩5分以内にこんなに素晴らしい紫陽花の名所があるのです。境内、裏山一帯に多くの種類の紫陽花が咲き誇っていて、今が見頃です。雨上がりとあって一段と華やかな咲き具合でした。

高幡不動尊の紫陽花は今が見ごろ。

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剣道場前の湧水、用水路に注いでいる。大池の湧水は一番水量が多く迫力がある。奥のハケからの湧水。水路がいい。南平の自噴井戸は手押しポンプからあふれる。


多摩川を渡る四季島。子安神社の明神池はそのまま飲めるので夏の水分補給には重宝する。下流で今季初のクールダウン。


図書館下の湧水の湧き出し口と湧水の流れ。六本杉の湧水、湧水の環境は良いのだが整備しすぎのきらいがある。


奥の沢からの湧水は水車を回し菖蒲畑に注ぐ、斟珠寺の弁天湧水と弁天池。湧水料は少ない。


日野市三沢、落川地区には豊富な水路が張り巡らされている。


梅雨空の下、南武線が走る。矢川の流れ。ママ下湧水で湧水と戯れる。