2018年4月の水の旅です

湧水名水探訪日記のバックナンバーはこちらです。

■裏高尾で「スーパーあずさ」を撮る
3/30
天気もポカポカ陽気で高尾では桜も満開ということで、裏高尾へスーパーあずさの新型車と、櫻とコラボを撮りにゆきました。以前から目をつけていた場所ですが、訪れてみてドンピシャリ、イメージ通りの写真が撮れました。この場所はバス停では「蛇滝口」で、甲州街道古道の札所で、近くの札所の脇には高尾山からの湧水を引いた水場があります。夏場など水分補給に重宝しています。すぐ下を小仏川の清流が流れなかなか風情のある水場の雰囲気を残しています。

高尾駅と小仏を結ぶ路線バス、蛇滝口下車。満開とサクラと特急「スーパーあずさ」を撮る。バス停近くの「蛇滝口の清水」旧街道の憩いの水。

■桜を堪能
4/2
妻が毎年出かけているという高尾の「多摩森林科学園・サクラ保存林」に今年も行くというので、弁当とおやつを持って出かけました。サクラ保存林には8ヘクタールの丘陵地に全国の主要な櫻が約500栽培、1.400本植えられているということで、今が見ごろで壮観な櫻の風景が展開しています。吉野千本桜じゃないけど、ここの千本はそれぞれ種類、特徴が異なるので実に見応えがあります。妻のお気に入りは京都仁和寺の「御室有明」、その優美な姿を高尾で見られるのはなんという幸せ。さらに丘陵地帯の散策路には季節の草花が咲き散策が飽きさせません。沢の数か所からは湧水も見られ、それが集まってひとつの流れを作っていました。帰りに妻と共に「めじろ台」駅まで行き、真覚寺に行きました。ちょうど櫻の老木が散り始めたころで、蛙合戦の池は散った花びらが「花筏(いかだ)」状態でとても美しく見えました。今年はサクラを堪能しました。

多摩森林科学園・サクラ保存林をのんびり散策。真覚寺の本堂と蛙合戦の湧水池。湧水の手水、五輪の塔から湧出する。境内の老木、花吹雪が舞っていた。

■京王線に特殊電車を追って・・・^^;。
4/3
　今日は京王線に計測車DAX、愛称京王ドクターイエローが走る日なので、それを追ってでかけました。まずは地元高幡不動と百草園の間で撮影して、相模原線の京王よみうりランド駅へに移動。昼過ぎのDAXを撮影したのですが、本線で人身事故が発生して電車はすべてストップ、折り返しのDAXは運休で、ここで鉄道撮影は断念、ところがこの駅の近くには東京の名湧水57選の穴澤天神社のご神水があるので、立ち寄りました。ここの湧水は水汲みでにぎわい、いつも何人かは自転車で乗り付けて汲んでいます。電車はまだ動いていないので、バス、モノレールを乗り継いで高幡不動へようやくたどり着き、駅近くの向島用水親水路を歩いて帰宅しました。

京王ドクターイエロー、この後に運休。近くの穴澤天神のご神水に行く。弁財天が祀られている。高幡不動の向島用水親水路。良い水辺の風景。

■水鏡
4/4
鉄道大百科少年の知人のIカメラマンと「桜とE353」撮影のミッションへ。上野原の桂川の現場は、ここは水面に桜と列車が水鏡となって現れます。新型スーパーあずさを何とか波立たないころに撮りたいと思っていましたが、はたして何とか落ち着いた水面に映ってくれました。午後からは裏高尾に移動して新緑の裏高尾を行く列車と、高尾山口まで運転される京王ドクターイエローDAXを新緑と共に撮影して、高尾駅南口で別れ、まだ時間が早いので京王線長沼駅で下車して、新緑の都立長沼公園に立ち寄りました。ここは数少ない都内の「谷戸」の風景を色濃く残している貴重な地域です。谷戸からはそれぞれ湧水が流れ、一本の水路に合流して今なお、その水を水田に引いて稲作をしている光景に出会えるのです。各谷戸からの湧水は流れも豊富で、新緑の森から染み出していました。

撮り鉄には有名な桂川の櫻と列車の水鏡。長沼公園の入り口、水田が広がっている。谷戸からの湧水は途中で合流して里に流れている。

■谷仲山の緑地の湧水
4/7
　雨上がりの朝、市民農園に行って野菜の生育をチェック、新芽を摘まんで摘葉しました。この葉はお昼のサラダに使います。我が家から徒歩5分の程久保川沿いの遊歩道の八重櫻が満開なので家内の共に花見に。川沿いにはソメイヨシノの並木もあり、地元のお花見の名所になっています。ここから300m下流には浅川と多摩川が合流し、さらに程久保川もその流れに飲み込まれてしまいます。午後から高幡不動に買い物に行き、まだ時間があるので路線バスで10分の「エプソン前」で下車、ここの日野台地の緑地には数か所の湧水があります。多雨期にはさらに至る所から湧水が噴出し、中には畑の斜面からも湧出します。今はレギュラーの数か所から湧いていますが、そのメイン湧水(水量計がある)は、何者かに荒らされ、雑木が湧水口に捨てられ、さらに大型のビニールシートまで破棄されていました。できる限り清掃しましたが、このメイン湧水は年々湧水量を減らし、その手前の粘土質の穴からの湧水が規模が大きいほどです。50mほど離れた雑木林の湧水はその全容は分かりませんし、水路も雑草が茂りやがてその流れは草むらに消えるのです。ここから200mほど南の畑にも湧水があります。湧水池は雑草で覆われ見ることはできませんが、あたりの水路を覗くと至る所から水の流れを見ることができるので、未確認の湧水が点在しているようです。

程久保川の八重櫻の並木。メイン湧水の3m下流の湧水穴は水量多い。水路はやがて雑草に隠れる。後ろの雑草の中に湧水口がある。

■多摩川の水辺に遊ぶ
4/8
　天気が良いのと冬型の気圧配置で朝から空がクリアなので、JR多摩川鉄橋で新型E353系「スーパーあずさ」を撮影に行きました。春の陽気に河原では多くの人たちが釣りをしていたり、水辺で遊んでいました。着流しの尻を端折って川に入って撮影しました。撮影の頃には雲が出て、すこし時雨気味でしたが、何とか目的は達成。ここから徒歩5分には仲田の森蚕糸公園の自噴水があり、勢いよく多摩川の伏流水を湧出していました。やはり季節の変わり目か水汲みの人も訪れるようになりました。日野市は緑と清流の街・水の郷百選に選定されています。

多摩川の水も温むころ、新型スーパーあずさを撮る。仲田の森蚕糸公園の自噴水

■八王子泉町の湧水群
4/9
　八王子から松枝住宅行きのバスに乗り泉町下車、バス停からすぐ下ったところにこんこんと湧き出る清水があります。この辺り一帯は数か所の湧水が点在し、その流れは風情ある水路を作っています。ほとんどの湧水は民家の敷地内にあり見ることはできませんが、外に流れ出て清流となって流れるさまは、いかにも泉町といった印象を持ちます、泉町から少し歩くと東京の名湧水57選の「叶谷の湧水」があります。ここも見応えのある湧水で、古木の根本から水量豊に湧出しています。住宅地の真ん中にありますが、ここだけはポッカリ空いた水の楽園といったところです。保全もしっかりしています。

泉町を流れる湧水の水路、民家の敷地内には大きな湧水池がありここが水源地。叶谷の湧水は古木の根元から湧き、住宅地を流れ出る。

■水源地にヤマブキソウが咲く。
4/10
　平山城址公園はカタクリが終わったと同時に、奥の沢の水源地一帯にヤマブキソウが群生します。湧出口を取り囲むように咲き乱れ、新緑と黄色い花が見事に調和して、それはまさに絶景。奥の沢から湧出した水は谷を流れ菖蒲田を潤すながれと、水車を回す水路に分かれます。この奥の沢の湧水を始め片倉沢など、数か所の湧水が水量豊に行きだしています。5月には花菖蒲の季節になります。

奥の沢の湧水口が見えるヤマブキソウの群生地、奥の沢の湧水は菖蒲田に注ぎ、水車を回す。

■子安神社明神様の湧水
4/12
　京王八王子から中野団地行きバスで15分、中野北小で下車3分の子安神社の湧水は子育てに霊験あらたかといい、女陰を思わせるご神木の下からコンコンと水が湧き出ています。東京の名湧水57選にも選ばれ、水を汲みに来る人も絶えません。水量豊で池を満たし、清冽な水路を流れ洗い場へと続いています。その湧き水の光景はとても東京都内とは思えない環境です。少し上流には中央高速が走っている環境にあってです。訪れたときも水量豊に湧き、水は初夏の水辺になっていました。

ご神木(後方)の下から湧き出る。湧出口は数か所ありその水汲み場。清冽な水路の水中、水路はキバナショウブが咲く洗い場へと通ずる。

■ハケの湧水
4/14
　渇水期だとわかっていても、ハケの道の湧水は気になります。湧水ともうひとつの目的はハケの道散策も楽しみなところです。東府中から小金井行きのバスで小金井警察署前下車、すぐ前に蹌踉公園があります。紅葉が見事な園内は今が新緑の美しい季節。水量はすくないものの、それでも湧水池を満たし溢れ出た水は野川に注いでいます。池に映した新緑が綺麗です。ハケの道をさらに歩くと貫井神社です。湧水を引いた手水には野花が生けられていました。新次郎池は見るも無残な渇水状態、満水期の迫力ある湧水が偲ばれます。ハケの道散歩はここから国分寺駅までのコースで、殿ヶ谷戸庭園に寄って、真ん前のバス停から府中行きのバスに乗って終了です。

滄浪泉園の湧水と水面に映る新緑。貫井神社の手水。新次郎池はごらんのとおり池底を見せて枯渇状態。

■ハケの湧水・中村研一美術館
4/15
　府中から小金井行きバスで前原坂下車、坂の下のハケの道を東に歩いてすぐの「ハケの緑地2」の民家に囲まれた緑地には、ハケから湧水を集めた湧水池があり、小さな公園に野花がいっぱい咲いています。今はシャガの花、と関東タンポポが盛りでした。この緑地には公衆トイレがあるのでよく利用しています^^。ここからハケの道を少し歩くと中村研一美術館があります。今はハケの道美術館と言っていますが、私が初めて訪れたときは「中村研一・・」だったので、今でもそう呼んでいます。裏手の緑地には中村研一のアトリエがあり、池の石の桝からは清水がコンコンと湧き出ています。ここが以前はハケの湧水の代表でした。ここは駅から少し離れているためコミニティバスが出ています。30分に一本の割合で小金井駅までアクセスしています。100円です。

前原坂を下りてすぐの「ハケの緑地2」はとても静かな緑地。中村研一美術館の裏庭の池には清水がコンコンと湧き出ている。アトリエはカフェとして営業中

■人面魚現る。黒川清流公園湧水群
4/16
今日は月に一度の市立の総合病院に通院の日、年度替わりとあって新人の女医さん、昨年度よりは若いまだまだ学生っぽい医大から派遣の先生、横にベテラン婦長が着きっきりでアドバイス、この人の方がボクの身体を入院当時から知っている。「ミナミさんはいつも、お着物なのですよ、よくお似合いで・・^^」...「初めまして、新任のO医師です」「よろしくおねがいします・・」と言い、いつものように帯を解き着物を脱ぎ、ふんどし一枚の姿に。市立病院のすぐ下はハケの緑地になっていて、ハケに沿って中央線の築堤がカーブをしている。この緑地の湧水は東京の名湧水57選に選定されており、ハケの数十か所から水量豊に湧き出し、その規模は都内最大である。湧水は池になり、清流は水路となって流れ出る。...湧水池のほとりにゆくと、鯉がボクに近づいてきた。エサがほしいのか・・いや他の鯉は寄ってこないから、この鯉はボクに会いにきたのだ。そういえば誰の生まれ変わりかなー、見覚えのある顔なんだが。人面魚・・懐かしい^^。ここから徒歩5分で撮り鉄に有名な「豊田のカーブ」があり、当然、帰りがけにスーパーあずさの新型電車を撮影しました。

駅から向かって最初の湧水池の出口の水路。森の湧水池の「人面魚」は誰かに似ている。新緑の森はすべてが新緑に染まる。「豊田のカーブ」を行くスーパーあずさ

■深大寺の珍木
4/17
　毎年4月25日には夫婦で深大寺植物公園と深大寺境内を訪れます。この日が見ごろの「珍木、珍花」を見るためですが、今年は春が例年より10日も早いので本日でかけることにしました。植物園の園内には2本の「ハンカチの木」があり、少し早めながら、白いハンカチもどきの花を咲かせていました。ハンカチノキは4月下旬から5月にかけて枝に白いハンカチのような姿の花を咲かせるミズキ科落葉高木。中国の四川省・雲南省付近原産とか。深大寺の境内に「なんじゃもんじゃの木」があり、４月下旬から５月にかけて、新雪のような白い花を咲かせ、新緑と赤モミジと絶妙なコントラストを見せています。毎年、櫻もですが「ハンカチの木」とこの「なんじゃもんじゃの木」を見るのが私達の楽しみです。それに深大寺そばも欠かせません^^。

ハンカチの木と深大寺のなんじゃもんじゃの花、赤もみじと新緑のコントラスト、湧水井戸のバックにある。〆は深大寺そば、湧水のほとりで食べる。

■青梅で新幹線と遊ぶ
4/19
　青梅鉄道公園に保存展示されている0系新幹線が3月にお色直しで公開されているので新緑も綺麗なことだし、出かけてみました。ここの0系は初期形で運転台まで入れるのが特徴なので、ひととき童心に帰って遊んできました。駅前で「青梅ラーメン」の昼食後、吉野行きの都バスで畑中神社下車の「地蔵坂の横井戸」を訪ねました。毎年、梅が咲くころ訪れているのですが、今年は新緑になっていました。ここの梅は幸いダメージもなく例年通り咲いているとのことでした。地蔵院の境内も汲み上げ水ですが、手水に湧水を引いています。今日は青梅から武蔵五日市に出て、西東京バスで京王八王子まで戻りました。

0系新幹線は私達のアイドルだった。しばし新幹線ごっこ。地蔵院の横井戸、辺りの風景と調和する水辺の風景だ。

■板橋・赤塚不動の滝
4/20
　都内の歯医者通いが続いているので、時間を見て板橋の赤塚不動の滝に行ってみました。アクセスは私は都営地下鉄西高島平駅から15分を選びます。滝はその昔、修験者が禊の場として使用したとつたえられて、不動明王が滝落下の上に祀られている。滝といっても今では滴り落ちる程度だが、これまで枯れたことはないという。これまで木々に覆われ鬱蒼としていたが、枝打ちされ明るい修験場になった。また近くの区立美術館の前には崖下に湧水を引いた「とんぼの池」があり、金網越しに観察できる。

不動尊の全容、滝水は滴り落ちる程度だが、幽玄とした雰囲気は残っている。崖下の湧水池「トンボの池」

■初夏の撮影
4/21
　今日は朝から快晴、青空がひろがっているのでJR多摩川鉄橋へ鉄道を撮りに行きました。いわゆる電車の青空ヌキというやつです。今日は豪華列車四季島も走るので効率よく撮影できました。バス停に戻る途中に仲田緑地の自噴水に寄って水分と涼を補給、湧水は口づけして呑むに限ります。午後からは高尾山方面に行き、小仏川の清流をゆく電車と、名残の高尾の新緑を撮りました。もうすでに初夏の陽気で、水に足を浸して撮る気分は涼感満点でした。

多摩川を渡る特急あずさ。仲田の森の自噴水に口を付けて呑む。高尾山の清流、小仏川沿いを走る京王電車。

■あきる野市の湧水
4/24
　今日は、東京の湧水取材においてお世話になったあきる野市の農家を訪れ、きゅうりの苗木や竹の子を頂きにあがり、いろいろ野菜作りのお話を伺いました。私もささやかながら家庭菜園をやっているものですから、いろいろ参考にさせて頂きました。帰りに白滝神社の湧水を訪れました。ここの湧水はいつ訪れても幽玄な雰囲気が漂って、龍権現が湧水を見守っているようです。ここから流れ出る水路が農家の軒先を流れる風景が私は好きなので、四季折々に訪れています。白滝神社は秋川駅徒歩15-20分ですが、私は京王八王子から東京サマーランド経由秋川駅行きのバスを利用します。バス停は油平でバス停のすぐ前には千代鶴酒造の酒蔵があります。ここから神社まではハケの道沿いに徒歩10分です。

白龍権現が鎮座する湧出口の谷。この季節は水量は少ないが幽玄な雰囲気は漂う。下流をたどると農家の庭先の水路に至る。

■雨上がりの青空
4/25
　昨夜からの雨が朝方は土砂降りの雨で久しぶりにまとまった雨量になりました。が昼前には上がり陽が射しみるみるうちに青空がひろがりました。空気も澄んで新緑が良いだろうと思い、片倉城跡公園へ散歩にでかけました。もう新緑の季節は終わったと思っていましたが、雨に洗われた新緑もまた美しいもので二度楽しめました。盛りをすぎたシャクナゲも青空をバックに彩を添えていました。いつもの湧水を回って、時田弁天池の湧水まで足を延ばしました。この季節にしては水量は多い方で、池からあふれた水は、サイフォン状の水場から溢れ出ていました。気温も次第に上がり、初夏のような陽気になってきました。

シャクナゲが青空に映える、奥の沢の湧水は水車と、菖蒲田を潤す水量の多さ。時田弁天池の水源、弁天堂と湧水池、崖の上に京王線が走る。

■高幡不動尊の湧水
4/26
　京王線の主要駅「高幡不動」から、駅前の参道を進むと5分足らずで山門と赤い五重塔が見えてきます。高幡不動の湧水と言えば「お鼻井戸」が湧水ガイドブックにも掲載されて知られ、境内の名所のひとつですが、残念ながら現在はほとんど湧水がられません。境内にもいくつかの湧水がありますが、あじさいの咲く山からもいくつかの湧水があり、いくつかの湧水池が存在します。その水が境内入口近くにある「弁天池」に注がれるのです。池には汲み上げ水が噴水となっているほか、手水舎にも引かれ参拝者に利用されています。まだまだ知られていない湧水、これから紫陽花の季節になるころ、確認されては如何でしよう?

お鼻井戸は境内の名所、山道の途中からの湧水、いつも湧き続けている。山から湧水が弁天池にまとまって注ぐ箇所。弁天池の入り口には土方歳三の像があり女性にモテている。

■小豆沢公園と中山道の湧水
4/27
　巣鴨に用事があったので、時間まで都営三田線に乗り志村坂上まで足を延ばしました。交差点から斜めに坂を下る小径が「清水坂」の旧中山道です。坂を下ったところに道標があり、右に折れて都営三田線のガードの下に「清水坂の湧水」が健在です。地下鉄トンネルからの湧水ですが、水量は少なく、整備されているとはいいがたいです。ここから中山道を渡り、崖下の道をたどると小豆沢公園の下の湧水池のある公園に差し掛かります。崖の途中から湧水も見られ、さらに崖の所々からも水が染み出しています。ある民家の物置の床からも水が染み出しているほどです。下流の湧水池のほとりにも2か所の湧水があり、そのうち一つは石垣に差し込んだパイプから勢いよく水が出て、すぐ湧水池に注いでいます。湧水池は澄んできれいでした。

清水坂の湧水は地下鉄ガード下にある。公園の崖の中腹からの湧水池。崖下の湧水池への湧水口と、池に注ぐ湧水。

■東府中・滝神社
4/29
　東府中駅から南口を歩いてゆくと清水が丘という地区に差し掛かり、やがて崖になって下っています。その中段に滝神社があり、陰下の洞穴から湧水が流れて出ています。かつては滝信仰の名残が大木の間のしめ縄がそれを物語っています。滝は柵がアリ立ち入ることはできませんが、十分柵越しにその全容を見ることができます。神社の境内には地元の府中のサッカーチームの選手たちの必勝祈願の絵馬がありますが、近くには競馬場もありますから、こちらの必勝祈願をすれば活性化になりいいと思うのですが・・。

ケヤキの神木に守られた鎮守、崖線からの湧水、かつては滝だったのだろう。金網の柵から流れ出る水路。

湧水名水探訪日記のバックナンバー

Home
Contents
湧水名鑑

(C)Copyright:2003 Minami Masatoki All right reserved


高尾駅と小仏を結ぶ路線バス、蛇滝口下車。満開とサクラと特急「スーパーあずさ」を撮る。バス停近くの「蛇滝口の清水」旧街道の憩いの水。


多摩森林科学園・サクラ保存林をのんびり散策。真覚寺の本堂と蛙合戦の湧水池。湧水の手水、五輪の塔から湧出する。境内の老木、花吹雪が舞っていた。


京王ドクターイエロー、この後に運休。近くの穴澤天神のご神水に行く。弁財天が祀られている。高幡不動の向島用水親水路。良い水辺の風景。


撮り鉄には有名な桂川の櫻と列車の水鏡。長沼公園の入り口、水田が広がっている。谷戸からの湧水は途中で合流して里に流れている。


程久保川の八重櫻の並木。メイン湧水の3m下流の湧水穴は水量多い。水路はやがて雑草に隠れる。後ろの雑草の中に湧水口がある。


多摩川の水も温むころ、新型スーパーあずさを撮る。仲田の森蚕糸公園の自噴水


泉町を流れる湧水の水路、民家の敷地内には大きな湧水池がありここが水源地。叶谷の湧水は古木の根元から湧き、住宅地を流れ出る。


奥の沢の湧水口が見えるヤマブキソウの群生地、奥の沢の湧水は菖蒲田に注ぎ、水車を回す。


ご神木(後方)の下から湧き出る。湧出口は数か所ありその水汲み場。清冽な水路の水中、水路はキバナショウブが咲く洗い場へと通ずる。


滄浪泉園の湧水と水面に映る新緑。貫井神社の手水。新次郎池はごらんのとおり池底を見せて枯渇状態。


前原坂を下りてすぐの「ハケの緑地2」はとても静かな緑地。中村研一美術館の裏庭の池には清水がコンコンと湧き出ている。アトリエはカフェとして営業中


駅から向かって最初の湧水池の出口の水路。森の湧水池の「人面魚」は誰かに似ている。新緑の森はすべてが新緑に染まる。「豊田のカーブ」を行くスーパーあずさ


ハンカチの木と深大寺のなんじゃもんじゃの花、赤もみじと新緑のコントラスト、湧水井戸のバックにある。〆は深大寺そば、湧水のほとりで食べる。


0系新幹線は私達のアイドルだった。しばし新幹線ごっこ。地蔵院の横井戸、辺りの風景と調和する水辺の風景だ。


不動尊の全容、滝水は滴り落ちる程度だが、幽玄とした雰囲気は残っている。崖下の湧水池「トンボの池」


多摩川を渡る特急あずさ。仲田の森の自噴水に口を付けて呑む。高尾山の清流、小仏川沿いを走る京王電車。


白龍権現が鎮座する湧出口の谷。この季節は水量は少ないが幽玄な雰囲気は漂う。下流をたどると農家の庭先の水路に至る。


シャクナゲが青空に映える、奥の沢の湧水は水車と、菖蒲田を潤す水量の多さ。時田弁天池の水源、弁天堂と湧水池、崖の上に京王線が走る。


お鼻井戸は境内の名所、山道の途中からの湧水、いつも湧き続けている。山から湧水が弁天池にまとまって注ぐ箇所。弁天池の入り口には土方歳三の像があり女性にモテている。


清水坂の湧水は地下鉄ガード下にある。公園の崖の中腹からの湧水池。崖下の湧水池への湧水口と、池に注ぐ湧水。


ケヤキの神木に守られた鎮守、崖線からの湧水、かつては滝だったのだろう。金網の柵から流れ出る水路。