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北海道

Photograph 北海道の湧水、水環境

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仁宇布の冷水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美深町

旧国鉄「美幸線」の仁宇布駅跡から、さらに山中の林道を15分。山奥に湧き出る湧水。ふたつの土管から流れ出て、林道からは木橋でアクセスする。平成の名水百選選定。

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　　　　　　　　　　　　　　　　仁宇布の冷水と十六滝
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美深町

仁宇布地区に存在する16か所の滝でそれぞれ個性的。一部の滝は本格的な山歩きの装備が必要となる。写真は、高広駐車場からも望まれる「高広の滝」。平成の名水百選

　　　　　　　　　　　　　　　　国稀の仕込み水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　増毛町

日本最北の造り酒屋「国稀」の仕込み水で、暑寒別山の雪解け水が地下水となって増毛に流れ、井戸による汲み上げで日本酒の仕込み水として使われている。酒蔵見学の際は自由に利用することができる。
国稀酒造のホームページ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　雄冬冷清水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　増毛町

　かつて道路もなく秘境といわれた雄冬岬の海岸近くに湧き出る清水。暑寒別山(1490m)の雪解け水がこの地に湧き出るもので、道路を整備した際に現在の水場が作られた。かつて「蝦夷探検」でこの地を訪れた近藤重蔵もこの湧水についてふれている。

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　　　　　　　　　　　　　　　　不動尊の霊水(霊水の滝)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　士別市

士別市の郊外、丘陵地帯にある不動尊のかつては修行の滝。今では人気の霊水とあって、水汲みように滝は改造され、滝の面影はなく蛇口から水が流れている。蓮日、行列ができる水場で、水質は鉱泉成文が含まれているという。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　男山の仕込み水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　旭川市

　男山は寛文年間、今から約三百年前に伊丹において醸造を始め、江戸時代から伝わる資料と共に、旭川で酒造りを始めたもので名酒の誉れ高い。大雪山系の万年雪を源とする伏流水と、清酒醸造に最も適した厳しい寒さの気候風土で酒造りを続けている。仕込み水は一般にも振舞われている。
http://otokoyama.hokkai.or.jp/index2.html

神霊水・カムイワッカ
遠軽町丸瀬布

武利岳に行く林道の脇の山肌から湧いている．湧出場所はわかりにくいが、近くに大きな石碑状標識があるので、すぐ捜せる。冷たくて実に美味しい水だった。

大雪山旭岳源水
東川町

旭岳温泉に行く途中にあるダムサイド付近にある水量豊富な湧水で、駐車場から300㍍の遊歩道が整備されている。駐車場には水汲み場があり、一日中にぎわっている。

　　　　　　　　　　　　　　　　ぬかびら温泉・森の清水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上士幌町

　大正8年、湯元館の初代経営者・島隆美さんが大雪山の原生林の中に温泉を発見。その後、道路が整備され、昭和9年には15件の宿が軒を並べる湯治場として賑わいを見せはじめダム湖の糠平湖が作られた。糠平温泉からダム湖への林道の道すがらに、森林から湧出する清水がある。石の樋からほとばしる水は清冽。名もない湧水だったが、2002年朝日新聞社刊「続日本の百名山」の取材でこの湧水を訪れ、「ぬかびら温泉森の清水」と呼ぶことにした。

　　　　　　　　　　　　　　　　カムイワッカの水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美瑛町

　下記の美郷不動尊からの道をさらに白滝温泉方面に進み、山道となると、途中にカムイワッカの水場がある。洒落た水場で観光客も気軽に大雪山系の水を味わうことができる。カムイワッカとは「神の水」という意味。

　　　　　　　　　　　　　　　　美郷不動尊の清水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美瑛町

　美瑛町内から白滝温泉への道を行くと山道にさしかかるあたりの川沿いに、美郷不動尊があり、その本堂の下からは清水がコンコンと湧いている。昭和23年ご不明の不動尊がここで見つかり、改めて不動尊を建立したところ、この地に清水が湧き出したという。本堂は町の人たちが材料を持ち合い建てたものだという。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　来運の水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　斜里町

知床連山の斜里岳の麓に位置する湧水で、その名の通り「幸運を呼ぶ水」として人気があるという。斜里町は焼酎造りが盛んな街。おいしい水は美味しい焼酎を造る。かつて西日本の水不足のとき、この来運の水が四国に運ばれたことがある。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　摩周の霧水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　標茶町

　標茶町にある「ホクレン」の施設内にある井戸からの水で、この水をミネラルウォーター「摩周の霧水」としてボトリングして販売している。美しい泉に噴泉の地下水が溢れ、水のみ場もあり、観光客の立ち入りも認められている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　神の子池
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　清里町

　摩周湖の北側、いわゆる裏摩周といわれる森の中にある湧水池で、怪しいほどの美しい池で、底からは砂を舞い上げて水が湧く光景が見られ、より神秘的な雰囲気を漂わせている。摩周湖の伏流水といわれているが、水路から溢れる水量を見ていると、一日約1万2000トンといわれるその湧水量がわかろうというもの。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　突然湧出湧水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　池田町

　なんという名前の清水であろう。(悪いといっているのではない)その名を見て思わず吹き出してしまった。十勝ワインで有名な「ワイン城」近くの不動堂から湧出する水で、ワイン樽から勢い良くあふれ出ている。不動堂は福井からこの地に移住した先人が子供たちの健康を願って建立したものといわれ、清水も健康を願っての水という。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鳥沼公園
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　富良野市

　市街地から東へ５kmほど山間に入った所にある「鳥沼公園」である。自然の森と泉を生かした散策路は、いかにも北海道らしい、ゆとりある雰囲気を醸し出している。鳥沼は、森の中に湧出する大量の湧き水をたたえている。水量は鳥沼の水を絶えず循環させるほど豊かで、この湧水が鳥沼の美しさの源となっているのだ。

原始の泉
　富良野市ベベルイ

広大なる富良野岳の裾野に，比較的新しく整備された水場がある。湧出口から水を引き、水汲みにふるまわれている。源流の富良野岳を望む環境にある。

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　 中富良野の名水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中富良野町

　十勝岳の道を進み麓の「人参の集荷場」に湧出する水。敷地内にふたつの水道の蛇口に引かれた湧水が流れっぱなしになっている。大雪山系の恵みの水という。集荷場の裏の森に湧水口があり、水神が祭られていた。水は太いホースで大きな水槽に流れている。ここで野菜洗いをするのであろう。蛇口からの水は冷たく清冽。早朝から水汲みの人がやってきた。富良野地区の隠れた「名水」といったところだ。

べベルイの泉
富良野市ベベルイ

べべルイ地区は湧水が多い。この湧水は湧出口からゲストハウスの玄関先に引かれたもので、このプチホテルでは、この湧水を使用した食材、野菜料理を試行錯誤しながら、食材作りに努力している。

　　　　　　　　　　　　　　　　　日高山脈の伏流水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　浦河町

　天馬街道(国道236号線)の浦河よりにある翠明橋公園内にある水場で、日高山脈を貫く、野塚トンネル内部から湧き出る水を公園に引水している。日高山脈の伏流水で超軟水の水とか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アポイ霊水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　様似町

　様似から日高山系の林道を進むと、ほどなく山肌から湧出する清水がある。小さな清水なので見逃しがちである。清冽な湧水で、林業に携わる人たちが利用してきた。季節によっては「熊が出るので注意」と地元の人がアドバイスしてくれた。

　　　　　　　　　　　　　　日高山脈の雪解け水・フンベの滝
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　広尾町

　断崖絶壁と海岸線の間を縫うように走る道のあちらこちらで、崖から岩清水が流れ落ちる光景に出くわす。日高山脈の雪解け水が、砂礫層に浸透して地下に潜り、海岸近くの地層の隙間から湧出したものである。広尾町十勝港にも近い、国道３３６号沿いの崖からの湧水はとくに雄大で、幾筋もの流れが、白い糸を垂らしたような美しい光景を見せている。そのなかで「フンベの滝」は最も豪快。「フンベ」とはアイヌ語で鯨という意味。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エンルムの泉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　様似町

　様似漁港を包み込むようにして外海に突き出しているエンルム岬。先端付近にある標高７０メートルの小高い岩山の直下から湧き出している井戸。小さな半島から水を育む自然環境が印象的。近年、付近住民の要請で井戸が整備され、近所の人たちはお茶の湯として利用している。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　羊蹄の湧水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真狩村

　羊蹄山の麓、真狩村にある湧水で、羊蹄山の雪解け水が大量に湧出する。自然公園の入り口すぐそばにある「羊蹄の湧き水」は、特に人気があるようで、いつも駐車場は大混雑。付近には農産品を販売する売店と、ここの名水を使って作った豆腐店もある。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　泉西水源
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真狩村

豊富な羊蹄山麓の大湧水のひとつ。自然のままの形態で池底から砂を舞あげて湧水の光景が望まれる。尻別川の源流のひとつとなっている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　7/8New
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　泉東水源
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真狩村

西水源の下流にあり、ひとまわり大きい泉で湧水量は豊富で水道水源に使われている。立ち入りは制限されているが、たまたま見回りの当局の方に断って見学させてもらった。

　　　　　　　　　　　　　羊蹄の吹き出し湧水・名水百選
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京極町

　蝦夷富士といわれる羊蹄山は多くの地下水を涵養する山で、標高240メートル前後あたりの山すそから湧水となって吹き出している。その最大の湧水が京極町の名水百選のこの水である。すっかり観光化され、源泉口も手が加えられたが、さすがここの水はうまい。

京極さけます孵化場の湧水
京極町

ふきだし湧水付近、羊蹄山山麓を囲む道路近くに湧出している。ふきだし湧水に負けずとも劣らない湧水規模を誇る。近くのサケマス孵化場に注がれている。

　　　　　　　　　　　　　　　　ナイベツ川湧水・名水百選
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　千歳市

道道支笏湖公園線沿いにある蘭越浄水場のある公園は、千歳市街から車で約10分。蘭越浄水場は千歳川の支流、ナイベツ川を主水源とし、千歳市内で浄水場となっている。浄水場の敷地内には浄水された水飲み場があり湧水をイメージした泉がある。近くのナイベツ川周辺は遊歩道で散策できるが、湧水源は立ち入り禁止。

千歳神社のご神水・幸井の水
千歳市

深さ57mの地下からくみ上げた井戸水。千歳市の水は支笏湖の伏流水と思われ、水道水はおいし水と折り紙付き。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　馬追の名水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長沼町

長沼町馬追山のふもとにある湧水。約4kmはなれた場所で湧き出ていた水をこの場所まで引いてきたのが始まりでタンクに貯蔵されている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　御前水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苫小牧市

　苫小牧の北、千歳空港にも近い幹線道路の近くに湧出する水で、あたりの湿地帯の伏流水が湧出するもので、泉には明治天皇献上を記念して石碑が建立されている。

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　 有珠の沢の湧水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苫小牧市

樽前山麓の私有地の森の中から湧出する。数箇所の湧水が見られ水量豊。苫小牧市内からも近く、水汲みも多いとみえて水場が整備されている。

天狗山の伏流水
小樽市奥沢

北の誉酒造の酒蔵の地下100mからくみ上げられた湧き水。小樽市にある天狗山の雪解け水の状流水が湧出。一般にふるまわれている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニセコの甘露水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニセコ町

　昆布温泉ニセコグランドホテル前さかもと公園内にある湧水の水場で、ニセコ連山の雪解け水が湧出したものといわれる。湧水量は１日1440トンで水質も良いという。昭和天皇がこの水を飲んで「甘露である」と語ったのでこの名前がついたとか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　休止中
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鹿部湧水園
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鹿部町

　間欠泉で有名な鹿部温泉に近い駒ケ岳山麓の森に湧出する水で、駒ケ岳からの地下水といわれている。源泉は神社の祠の中から汲み上げられ、水質検査も済みで良質な水をアピールしている。

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全国湧水大名鑑INDEX

北海道の湧水	東北の湧水Ⅰ 青森・岩手・	東北の湧水Ⅱ 秋田・山形	東北の湧水Ⅲ 宮城・福島	北陸地方の湧水Ⅰ 新潟・富山	北陸地方の湧水Ⅱ 石川・福井	信州の湧水の旅長野県
関東地方の湧水Ⅰ 栃木・茨城・千葉	関東地方の湧水Ⅱ 群馬・埼玉・神奈川	東京都の湧水東京都	中部東海地方の湧水Ⅰ 山梨・静岡	中部東海地方の湧水Ⅱ 愛知・岐阜・三重	近畿地方の湧水Ⅰ 滋賀・京都・奈良	近畿地方の湧水Ⅱ 大阪・若山・兵庫
中国地方の湧水Ⅰ 鳥取・島根・岡山	中国地方の湧水Ⅱ 広島・山口	四国地方の湧水香川・徳島・愛媛・高知	九州地方の湧水Ⅰ 福岡県・佐賀県・長崎県	九州地方の湧水Ⅱ 熊本県・大分	九州地方の湧水Ⅲ 宮崎県・鹿児島県	九州地方の湧水Ⅳ 沖縄県・宮古島

Photograph	北海道の湧水、水環境
	7/8New 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仁宇布の冷水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美深町旧国鉄「美幸線」の仁宇布駅跡から、さらに山中の林道を15分。山奥に湧き出る湧水。ふたつの土管から流れ出て、林道からは木橋でアクセスする。平成の名水百選選定。
	7/8New 　　　　　　　　　　　　　　　　仁宇布の冷水と十六滝　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美深町仁宇布地区に存在する16か所の滝でそれぞれ個性的。一部の滝は本格的な山歩きの装備が必要となる。写真は、高広駐車場からも望まれる「高広の滝」。平成の名水百選
	国稀の仕込み水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　増毛町日本最北の造り酒屋「国稀」の仕込み水で、暑寒別山の雪解け水が地下水となって増毛に流れ、井戸による汲み上げで日本酒の仕込み水として使われている。酒蔵見学の際は自由に利用することができる。国稀酒造のホームページ
	雄冬冷清水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　増毛町　かつて道路もなく秘境といわれた雄冬岬の海岸近くに湧き出る清水。暑寒別山(1490m)の雪解け水がこの地に湧き出るもので、道路を整備した際に現在の水場が作られた。かつて「蝦夷探検」でこの地を訪れた近藤重蔵もこの湧水についてふれている。
	7/8New 　　　　　　　　　　　　　　　　不動尊の霊水(霊水の滝) 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　士別市士別市の郊外、丘陵地帯にある不動尊のかつては修行の滝。今では人気の霊水とあって、水汲みように滝は改造され、滝の面影はなく蛇口から水が流れている。蓮日、行列ができる水場で、水質は鉱泉成文が含まれているという。
	男山の仕込み水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　旭川市　男山は寛文年間、今から約三百年前に伊丹において醸造を始め、江戸時代から伝わる資料と共に、旭川で酒造りを始めたもので名酒の誉れ高い。大雪山系の万年雪を源とする伏流水と、清酒醸造に最も適した厳しい寒さの気候風土で酒造りを続けている。仕込み水は一般にも振舞われている。 http://otokoyama.hokkai.or.jp/index2.html
	神霊水・カムイワッカ遠軽町丸瀬布武利岳に行く林道の脇の山肌から湧いている．湧出場所はわかりにくいが、近くに大きな石碑状標識があるので、すぐ捜せる。冷たくて実に美味しい水だった。
	大雪山旭岳源水東川町旭岳温泉に行く途中にあるダムサイド付近にある水量豊富な湧水で、駐車場から300㍍の遊歩道が整備されている。駐車場には水汲み場があり、一日中にぎわっている。
	ぬかびら温泉・森の清水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上士幌町　大正8年、湯元館の初代経営者・島隆美さんが大雪山の原生林の中に温泉を発見。その後、道路が整備され、昭和9年には15件の宿が軒を並べる湯治場として賑わいを見せはじめダム湖の糠平湖が作られた。糠平温泉からダム湖への林道の道すがらに、森林から湧出する清水がある。石の樋からほとばしる水は清冽。名もない湧水だったが、2002年朝日新聞社刊「続日本の百名山」の取材でこの湧水を訪れ、「ぬかびら温泉森の清水」と呼ぶことにした。
	カムイワッカの水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美瑛町　下記の美郷不動尊からの道をさらに白滝温泉方面に進み、山道となると、途中にカムイワッカの水場がある。洒落た水場で観光客も気軽に大雪山系の水を味わうことができる。カムイワッカとは「神の水」という意味。
	美郷不動尊の清水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美瑛町　美瑛町内から白滝温泉への道を行くと山道にさしかかるあたりの川沿いに、美郷不動尊があり、その本堂の下からは清水がコンコンと湧いている。昭和23年ご不明の不動尊がここで見つかり、改めて不動尊を建立したところ、この地に清水が湧き出したという。本堂は町の人たちが材料を持ち合い建てたものだという。
	来運の水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　斜里町知床連山の斜里岳の麓に位置する湧水で、その名の通り「幸運を呼ぶ水」として人気があるという。斜里町は焼酎造りが盛んな街。おいしい水は美味しい焼酎を造る。かつて西日本の水不足のとき、この来運の水が四国に運ばれたことがある。
	摩周の霧水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　標茶町　標茶町にある「ホクレン」の施設内にある井戸からの水で、この水をミネラルウォーター「摩周の霧水」としてボトリングして販売している。美しい泉に噴泉の地下水が溢れ、水のみ場もあり、観光客の立ち入りも認められている。
	神の子池　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　清里町　摩周湖の北側、いわゆる裏摩周といわれる森の中にある湧水池で、怪しいほどの美しい池で、底からは砂を舞い上げて水が湧く光景が見られ、より神秘的な雰囲気を漂わせている。摩周湖の伏流水といわれているが、水路から溢れる水量を見ていると、一日約1万2000トンといわれるその湧水量がわかろうというもの。
	突然湧出湧水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　池田町　なんという名前の清水であろう。(悪いといっているのではない)その名を見て思わず吹き出してしまった。十勝ワインで有名な「ワイン城」近くの不動堂から湧出する水で、ワイン樽から勢い良くあふれ出ている。不動堂は福井からこの地に移住した先人が子供たちの健康を願って建立したものといわれ、清水も健康を願っての水という。
	鳥沼公園　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　富良野市　市街地から東へ５kmほど山間に入った所にある「鳥沼公園」である。自然の森と泉を生かした散策路は、いかにも北海道らしい、ゆとりある雰囲気を醸し出している。鳥沼は、森の中に湧出する大量の湧き水をたたえている。水量は鳥沼の水を絶えず循環させるほど豊かで、この湧水が鳥沼の美しさの源となっているのだ。
	原始の泉　富良野市ベベルイ広大なる富良野岳の裾野に，比較的新しく整備された水場がある。湧出口から水を引き、水汲みにふるまわれている。源流の富良野岳を望む環境にある。
	中富良野の名水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中富良野町　十勝岳の道を進み麓の「人参の集荷場」に湧出する水。敷地内にふたつの水道の蛇口に引かれた湧水が流れっぱなしになっている。大雪山系の恵みの水という。集荷場の裏の森に湧水口があり、水神が祭られていた。水は太いホースで大きな水槽に流れている。ここで野菜洗いをするのであろう。蛇口からの水は冷たく清冽。早朝から水汲みの人がやってきた。富良野地区の隠れた「名水」といったところだ。
	べベルイの泉富良野市ベベルイべべルイ地区は湧水が多い。この湧水は湧出口からゲストハウスの玄関先に引かれたもので、このプチホテルでは、この湧水を使用した食材、野菜料理を試行錯誤しながら、食材作りに努力している。
	日高山脈の伏流水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　浦河町　天馬街道(国道236号線)の浦河よりにある翠明橋公園内にある水場で、日高山脈を貫く、野塚トンネル内部から湧き出る水を公園に引水している。日高山脈の伏流水で超軟水の水とか。
	アポイ霊水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　様似町　様似から日高山系の林道を進むと、ほどなく山肌から湧出する清水がある。小さな清水なので見逃しがちである。清冽な湧水で、林業に携わる人たちが利用してきた。季節によっては「熊が出るので注意」と地元の人がアドバイスしてくれた。
	日高山脈の雪解け水・フンベの滝　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　広尾町　断崖絶壁と海岸線の間を縫うように走る道のあちらこちらで、崖から岩清水が流れ落ちる光景に出くわす。日高山脈の雪解け水が、砂礫層に浸透して地下に潜り、海岸近くの地層の隙間から湧出したものである。広尾町十勝港にも近い、国道３３６号沿いの崖からの湧水はとくに雄大で、幾筋もの流れが、白い糸を垂らしたような美しい光景を見せている。そのなかで「フンベの滝」は最も豪快。「フンベ」とはアイヌ語で鯨という意味。
	エンルムの泉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　様似町　様似漁港を包み込むようにして外海に突き出しているエンルム岬。先端付近にある標高７０メートルの小高い岩山の直下から湧き出している井戸。小さな半島から水を育む自然環境が印象的。近年、付近住民の要請で井戸が整備され、近所の人たちはお茶の湯として利用している。
	羊蹄の湧水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真狩村　羊蹄山の麓、真狩村にある湧水で、羊蹄山の雪解け水が大量に湧出する。自然公園の入り口すぐそばにある「羊蹄の湧き水」は、特に人気があるようで、いつも駐車場は大混雑。付近には農産品を販売する売店と、ここの名水を使って作った豆腐店もある。
	7/8New 　　　　　　　　　　　　　　　　　　泉西水源　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真狩村豊富な羊蹄山麓の大湧水のひとつ。自然のままの形態で池底から砂を舞あげて湧水の光景が望まれる。尻別川の源流のひとつとなっている。
	7/8New 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　泉東水源　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真狩村西水源の下流にあり、ひとまわり大きい泉で湧水量は豊富で水道水源に使われている。立ち入りは制限されているが、たまたま見回りの当局の方に断って見学させてもらった。
	羊蹄の吹き出し湧水・名水百選　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京極町　蝦夷富士といわれる羊蹄山は多くの地下水を涵養する山で、標高240メートル前後あたりの山すそから湧水となって吹き出している。その最大の湧水が京極町の名水百選のこの水である。すっかり観光化され、源泉口も手が加えられたが、さすがここの水はうまい。
	京極さけます孵化場の湧水京極町ふきだし湧水付近、羊蹄山山麓を囲む道路近くに湧出している。ふきだし湧水に負けずとも劣らない湧水規模を誇る。近くのサケマス孵化場に注がれている。
	ナイベツ川湧水・名水百選　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　千歳市道道支笏湖公園線沿いにある蘭越浄水場のある公園は、千歳市街から車で約10分。蘭越浄水場は千歳川の支流、ナイベツ川を主水源とし、千歳市内で浄水場となっている。浄水場の敷地内には浄水された水飲み場があり湧水をイメージした泉がある。近くのナイベツ川周辺は遊歩道で散策できるが、湧水源は立ち入り禁止。
	千歳神社のご神水・幸井の水千歳市深さ57mの地下からくみ上げた井戸水。千歳市の水は支笏湖の伏流水と思われ、水道水はおいし水と折り紙付き。
	馬追の名水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長沼町長沼町馬追山のふもとにある湧水。約4kmはなれた場所で湧き出ていた水をこの場所まで引いてきたのが始まりでタンクに貯蔵されている。
	御前水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苫小牧市　苫小牧の北、千歳空港にも近い幹線道路の近くに湧出する水で、あたりの湿地帯の伏流水が湧出するもので、泉には明治天皇献上を記念して石碑が建立されている。
	有珠の沢の湧水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苫小牧市樽前山麓の私有地の森の中から湧出する。数箇所の湧水が見られ水量豊。苫小牧市内からも近く、水汲みも多いとみえて水場が整備されている。
	天狗山の伏流水小樽市奥沢北の誉酒造の酒蔵の地下100mからくみ上げられた湧き水。小樽市にある天狗山の雪解け水の状流水が湧出。一般にふるまわれている。
	ニセコの甘露水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニセコ町　昆布温泉ニセコグランドホテル前さかもと公園内にある湧水の水場で、ニセコ連山の雪解け水が湧出したものといわれる。湧水量は１日1440トンで水質も良いという。昭和天皇がこの水を飲んで「甘露である」と語ったのでこの名前がついたとか。
	休止中　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鹿部湧水園　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鹿部町　間欠泉で有名な鹿部温泉に近い駒ケ岳山麓の森に湧出する水で、駒ケ岳からの地下水といわれている。源泉は神社の祠の中から汲み上げられ、水質検査も済みで良質な水をアピールしている。